「アリスさん。綺麗になりたいという気持ちを否定はしないが、今の君は生命を維持することすら危うい状態なんだ。これ以上痩せてはいけない。生命活動維持に必要な栄養を取ってほしい」
「でも……」
「お姉さんと自分を比較して劣等感を抱いてしまうのもわかるけれど、人は人。アリスさんは自分の道を進めばいいんです」
自分は自分、と言われてもそう簡単に長年抱えてきたコンプレックスを消し去るなんてできない。
アリスは傷だらけの手を見下ろして、顔をゆがめる。
「あたしは、こんなの嫌よ。もっと、きれいになりたいって思うのは悪いこと!?」
「あなたがやっているのは、きれいになる方法ではありません。自分の体を痛めつけているだけです。これまでの病院で処方された薬も全部処分してください。持っていると絶対、また一気飲みするでしょう。あなたの症状に合わせて、必要な分だけ処方しますから」
初田は自分の腕にペンを当てて、アリスに説明する。
「でも……」
「お姉さんと自分を比較して劣等感を抱いてしまうのもわかるけれど、人は人。アリスさんは自分の道を進めばいいんです」
自分は自分、と言われてもそう簡単に長年抱えてきたコンプレックスを消し去るなんてできない。
アリスは傷だらけの手を見下ろして、顔をゆがめる。
「あたしは、こんなの嫌よ。もっと、きれいになりたいって思うのは悪いこと!?」
「あなたがやっているのは、きれいになる方法ではありません。自分の体を痛めつけているだけです。これまでの病院で処方された薬も全部処分してください。持っていると絶対、また一気飲みするでしょう。あなたの症状に合わせて、必要な分だけ処方しますから」
初田は自分の腕にペンを当てて、アリスに説明する。



