その夜のお茶会で、初田は日課となったホットミルクを作った。
ミルクに口をつけながら、隣に座るネルをチラリと見る。
初音が持ってきた大きなはんてんから手だけ出していて、むささびみたいになっている。
鳩羽に「男は女の子と同居したら、ドキドキするものだ」と言われたことを思い出すが、やはり理解はできなかった。
生まれたときからこうして肩を並べて暮らしていたような気すらするほど、落ち着くのだ。
特別気を遣わなくていいし、ネルもとくに気負う様子がない。
母親といるときのような空気感というのか。
ネルもちょうど、ミルクを飲み終えて初田を見上げた。
「うん、やはり」
「やはりって、なにがです」
「クラスの子に言われた。男の人と二人暮らしなら、乙女としてときめきくらいするものじゃないのって」
どうやらネルも学校で揶揄われているようだ。
ミルクに口をつけながら、隣に座るネルをチラリと見る。
初音が持ってきた大きなはんてんから手だけ出していて、むささびみたいになっている。
鳩羽に「男は女の子と同居したら、ドキドキするものだ」と言われたことを思い出すが、やはり理解はできなかった。
生まれたときからこうして肩を並べて暮らしていたような気すらするほど、落ち着くのだ。
特別気を遣わなくていいし、ネルもとくに気負う様子がない。
母親といるときのような空気感というのか。
ネルもちょうど、ミルクを飲み終えて初田を見上げた。
「うん、やはり」
「やはりって、なにがです」
「クラスの子に言われた。男の人と二人暮らしなら、乙女としてときめきくらいするものじゃないのって」
どうやらネルも学校で揶揄われているようだ。



