初田と暮らし始めて数日。
仕事から帰ってきた初田が、赤地に白十字と白いハートが入った札をくれた。
「これはなに?」
「ヘルプマークっていうんだ。脱力発作や睡眠発作が起きてしまったとき、周りの人にはそれがすごくつらい状況だってわからないだろう? この札の裏に緊急連絡先と、対処法を書いておいたから。これを見てもらえば、ネルさんの具合が悪くなったとき周りの人がすぐ助けられる」
ヘルプマークは、緊急事態の助けが必要な人がつけるもの。
言われるまま、ネルは学生鞄にヘルプマークをつけた。
それから初田と二人でそうめんをゆでて、刻み海苔を散らしていただく。
栄養が偏るといけないからと、トマトとキュウリ、ハムも乗っている。
「明日わたしはお休みなので、お母さんと一緒に高校に行きましょう。先生と今後のお話をしないといけません」
「わかって、くれるかな」
「わたしにできることは全部しましょう。ですが、ネルさんの通っている高校は普通の学校なので、特別支援学校への転校を勧められる可能性もあることは覚えておいてください」
「……うん」
「希望があれば添えるようにするので、なんでも言ってください」
仕事から帰ってきた初田が、赤地に白十字と白いハートが入った札をくれた。
「これはなに?」
「ヘルプマークっていうんだ。脱力発作や睡眠発作が起きてしまったとき、周りの人にはそれがすごくつらい状況だってわからないだろう? この札の裏に緊急連絡先と、対処法を書いておいたから。これを見てもらえば、ネルさんの具合が悪くなったとき周りの人がすぐ助けられる」
ヘルプマークは、緊急事態の助けが必要な人がつけるもの。
言われるまま、ネルは学生鞄にヘルプマークをつけた。
それから初田と二人でそうめんをゆでて、刻み海苔を散らしていただく。
栄養が偏るといけないからと、トマトとキュウリ、ハムも乗っている。
「明日わたしはお休みなので、お母さんと一緒に高校に行きましょう。先生と今後のお話をしないといけません」
「わかって、くれるかな」
「わたしにできることは全部しましょう。ですが、ネルさんの通っている高校は普通の学校なので、特別支援学校への転校を勧められる可能性もあることは覚えておいてください」
「……うん」
「希望があれば添えるようにするので、なんでも言ってください」



