「植物は何も考えず食べているくせに、動物はダメなのはなぜ、という。なぜ平気な顔で植物を食べるんだい。この子達も生きているのに。植物を切るのが犯罪だという法律があったら食べなかったかい」
「そ、それは詭弁だ」
答えられず混乱するコウキ。これまで野菜を食べることに疑問を抱いたことなんて、一日たりともなかったからだ。
マグロはよくて猫はダメなのはなぜかと、コウキは初田に疑問を投げた。
なぜ野菜は平気で食べているのか、と問われ答えは出なかった。
「同じだよ。なぜ植物を食べるのは犯罪じゃないのかと、なぜ猫を殺しちゃダメなのかは同じだ。人は無意識に、殺していいものとダメなものの基準を作っている。それの平均値が提示されたのが法律だ」
食肉にしていい動物と殺したら罪になる動物。
どちらも命にかわりない。
「国によっては猫を食べるからね。楽しく猫の解体ショーをしたいなら、そういう国に移住することをお勧めするよ。ベトナムやスイス辺りかな」
「……変な人だな」
コウキは呆れたように肩をすくめる。ようやく、年相応の少年らしい顔をしたのだった。
「そ、それは詭弁だ」
答えられず混乱するコウキ。これまで野菜を食べることに疑問を抱いたことなんて、一日たりともなかったからだ。
マグロはよくて猫はダメなのはなぜかと、コウキは初田に疑問を投げた。
なぜ野菜は平気で食べているのか、と問われ答えは出なかった。
「同じだよ。なぜ植物を食べるのは犯罪じゃないのかと、なぜ猫を殺しちゃダメなのかは同じだ。人は無意識に、殺していいものとダメなものの基準を作っている。それの平均値が提示されたのが法律だ」
食肉にしていい動物と殺したら罪になる動物。
どちらも命にかわりない。
「国によっては猫を食べるからね。楽しく猫の解体ショーをしたいなら、そういう国に移住することをお勧めするよ。ベトナムやスイス辺りかな」
「……変な人だな」
コウキは呆れたように肩をすくめる。ようやく、年相応の少年らしい顔をしたのだった。


