拝啓、嘘で結ばれた君へ

「もうすぐ学年末考査だね」
「そうだね」
「もう最悪。お母さんに怒られてる未来しか想像できないー」
 昼休み。
 璃奈(りな)とそんなことを話しながら、お弁当を食べる。
「でもさ、(なぎ)ちゃんは、絶対怒られないよね。頭良いし」
「……うーん。まあ、怒られたことはないかな」
 廊下で友達と話している(こう)の姿が目に入る。
 目を離せなくある。
「ねえ、(なぎ)ちゃんさ、もしかして……」
 璃奈(りな)が、私をじっと見つめてくる。
「……いや。やっぱり、なんでもない。……っていうかさ、(なぎ)ちゃん。高坂(こうさか)くんと一緒に勉強しなよ」
「え⁉」
「良いじゃん!カレカノでしょ?」
「そう、だけど……」



「……(こう)!」
梛乃(なぎの)。どうしたの?」
 放課後。
 (こう)を呼び止める。
「……勉強会がしたくて。(こう)と」
「勉強会?良いけど。……図書室行こうか」
「うん……!」