拝啓、嘘で結ばれた君へ

『もしもし⁉(なぎ)ちゃん⁉急にどうしたの、電話なんて……』
「……ねえ、璃奈(りな)。……私、最低なことしたよね」
『え?』
 家に帰って、璃奈(りな)に電話をかける。
 どうしても、誰かと話したかった。
(こう)に『ウソコク』して、今も裏切ってる。私、最低だよ……」
『…………確かに、『ウソコク』はダメだったと思うよ。高坂(こうさか)くんも、知ったら傷つくだろうし。でも、私とか、止められなかったから。同罪だよ……。(なぎ)ちゃん一人の責任じゃないよ』
 なんて、酷いことをしてしまったんだろう。
 やらなければ良かった。
 『ウソコク』なんて、|洸(こう)を傷つけるだけなのに……。
(なぎ)ちゃん。(なぎ)ちゃんは、どうしたいの?』
「……分からないの。分からない」
『そっか……』