「……あの……暁臣様……?どこか、お加減でも……」
心配になり、顔だけを上げて至近距離から覗き込む。
「すまない……。今は、あまりそんな無垢な瞳で俺を見ないでくれるか」
掠れた、どこか苦しげな声。
弾かれたように顔を伏せると、視界の端で、暁臣様が手の甲で口元を覆い、耳の付け根まで赤らめているのが見えた。
——あの、いつも冷静沈着な暁臣様が……。
こんな隙のある表情を目にするのは初めてで、釣られるように私の胸も早鐘を打ち始める。
やがて、暁臣様の胸が大きく上下し、熱い吐息が私の額にかかった瞬間——
世界が、不意に反転した。
「……っ……え……」
気がつけば私はベッドへ押し倒されるように仰向けになり、上から暁臣様の深い眼差しに射抜かれていた。
「……一生、大切に守り抜くと誓った。だが……今からの俺は、すみれを傷つけ、泣かせてしまうかもしれない」
目の前にいるのは、この世界の誰でもない。
ただ、私だけを情熱的に見つめる、暁臣様。
恥ずかしさに耐えきれず目を逸らそうとしても、縫い留められたように叶わない。
「……暁臣様になら……私は……何をされても、後悔なんて、いたしません」
心配になり、顔だけを上げて至近距離から覗き込む。
「すまない……。今は、あまりそんな無垢な瞳で俺を見ないでくれるか」
掠れた、どこか苦しげな声。
弾かれたように顔を伏せると、視界の端で、暁臣様が手の甲で口元を覆い、耳の付け根まで赤らめているのが見えた。
——あの、いつも冷静沈着な暁臣様が……。
こんな隙のある表情を目にするのは初めてで、釣られるように私の胸も早鐘を打ち始める。
やがて、暁臣様の胸が大きく上下し、熱い吐息が私の額にかかった瞬間——
世界が、不意に反転した。
「……っ……え……」
気がつけば私はベッドへ押し倒されるように仰向けになり、上から暁臣様の深い眼差しに射抜かれていた。
「……一生、大切に守り抜くと誓った。だが……今からの俺は、すみれを傷つけ、泣かせてしまうかもしれない」
目の前にいるのは、この世界の誰でもない。
ただ、私だけを情熱的に見つめる、暁臣様。
恥ずかしさに耐えきれず目を逸らそうとしても、縫い留められたように叶わない。
「……暁臣様になら……私は……何をされても、後悔なんて、いたしません」



