禍津神の最愛なる生贄 〜復讐の刃を抱く花嫁は、死霊の王に情愛で溶かされる〜

和風ファンタジー

禍津神の最愛なる生贄 〜復讐の刃を抱く花嫁は、死霊の王に情愛で溶かされる〜
作品番号
1788075
最終更新
2026/07/29
総文字数
5,106
ページ数
6ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
華やかな帝都の裏で、異形『禍憑き』が蠢く和風ダークファンタジー。

没落華族の娘・紗和(さわ)は、両親を死に追いやった非道な叔父によって、人を喰らうと噂される化け物「死霊の王」への生贄として死地へ突き落とされた。しかし、死の気配漂う『常夜の城』で彼女を待っていたのは、漆黒の軍服を纏った圧倒的に美しく、冷酷な軍の将軍・朧月永火(おぼろづき えんか)だった。

暗殺用の短刀を握らされていた紗和は、命乞いをする代わりに自らの掌を切り裂き、永火に取引を持ち掛ける。

「私の血を枯れ果てるまで捧げる。その対価として、叔父たちを地獄へ落とすための『牙』を貸してほしい」と。

生贄の分際で神たる自分を使いこなそうとする紗和の狂気的な覚悟に、永火は愉悦を覚え「愛なき共犯契約」を結ぶ。

しかし、あやかしたちが住まう城での甘く奇妙な生活を通し、紗和は永火が人間の負の感情(穢れ)をたった一人で浄化し、身を焼く苦痛に耐え続けている孤独な存在であることを知る。彼を救うため、自ら進んで血を差し出す紗和。いつしか二人の間には、単なる利害を超えた絆が芽生え始めていた。

人間を蔑む冷徹な死霊の王と、復讐を誓った生贄の花嫁。
愛なき契約から始まった二人が、永遠の愛(呪い)に堕ちていく、救済の物語。

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