「っ…!」
カーテンを閉め切っただけでは、音まで防げずまた雷鳴が響くとビクッと体を震わせた。
(嫌、嫌、嫌ーーっ。早く、収まって…)
雷の音が聞こえなくなると、すぐにベッドへ行き頭から布団を被った。
更に耳を塞いで、ぎゅっと目を強く瞑った。
(雷は、私から全てを奪うーー。お父様も、お母様もーーきっと今度は、旦那様やここの人達…内海家のみんなを奪うかもしれない…どうして、私はあの日…っ)
体を丸めて生き残ってしまった事を何度も後悔する。
もし、お父様が生きていたらーー月城家を繁盛させていただろう。
この姓はきっと、未来まで続いていました。
ごめんなさい。私が嫁いでしまったから、月城の名は途絶えてしまいました。
もし、お母様が生きていたらーー私にたくさん愛を注いでくれました。
私も、お母様と同じ良家の異能に目覚めていたかもしれません。
そうでなくても、お母様が引き続き世界の為に、お勤めを果たしていたでしょう。
ごめんなさい、私はーー光の異能というよく分からない異能の才を開花させてしまい、生活の基盤を下さった旦那様を傷つけてしまいました。
これはきっと、私への罰。
今も、この先も、きっと、ずっとーー。
ぎゅっと目を瞑り、体を丸めてそんなことを心の中で唱えていると、布団越しにぎゅっと何かに掴まれた。

