「あ、暁臣様っ!本当に、本当に申し訳ありませんっ」
「いや……すみれは悪くない。俺が無理をさせた」
しばらく経って、ようやく正気に戻って飛び起きた。
『早く起きなければ』とあんなに考えていたのに、結局、彼の腕に抱かれたまま——一緒に二度寝をしてしまうなんて。
それだけではない。
肌襦袢一枚に近い、あられもない姿まで見られてしまった。
「……見苦しいものをお見せしてしまい、穴があったら入りたいです……」
「ぷっ……くくくっ」
私の混乱をよそに、暁臣様は堪えきれないといった様子で肩を震わせ、笑い始めた。
……そんなに笑われるようなことが、私の身に起きていたのだろうか。
よほど寝相が悪かったか。
あるいは——いびきや、妙な寝言を言ってしまったのかもしれない。
そう思うと、顔が羞恥心でひきつっていく。
「久しぶりに、すみれの可愛い寝顔が見られて……朝から得した気分だ」
「えっ!?か、可愛いだなんて……」
寝顔……。
ここへ来たばかりの頃、体調を崩していた私を暁臣様は看病してくれた。
寝顔を見られたことは、一度や二度ではないはずなのに。
改めて言葉にされると、意識して見られていたのだと思い知らされ、顔から火が出るほど熱くなる。
「そんな……ご冗談を。私は、きっと酷い有様だったはずです……」
「おや。俺はそんなに信用がないかな」
「ちが、います……そういうわけでは……っ」
おかしい。
暁臣様がおっしゃる一言一言に、心臓が激しく波打つ。
指先を見れば触れたくなり、お話しされる声を、ずっと聴いていたくなる。
もっと。もっと近くへ行きたくなる。
「いや……すみれは悪くない。俺が無理をさせた」
しばらく経って、ようやく正気に戻って飛び起きた。
『早く起きなければ』とあんなに考えていたのに、結局、彼の腕に抱かれたまま——一緒に二度寝をしてしまうなんて。
それだけではない。
肌襦袢一枚に近い、あられもない姿まで見られてしまった。
「……見苦しいものをお見せしてしまい、穴があったら入りたいです……」
「ぷっ……くくくっ」
私の混乱をよそに、暁臣様は堪えきれないといった様子で肩を震わせ、笑い始めた。
……そんなに笑われるようなことが、私の身に起きていたのだろうか。
よほど寝相が悪かったか。
あるいは——いびきや、妙な寝言を言ってしまったのかもしれない。
そう思うと、顔が羞恥心でひきつっていく。
「久しぶりに、すみれの可愛い寝顔が見られて……朝から得した気分だ」
「えっ!?か、可愛いだなんて……」
寝顔……。
ここへ来たばかりの頃、体調を崩していた私を暁臣様は看病してくれた。
寝顔を見られたことは、一度や二度ではないはずなのに。
改めて言葉にされると、意識して見られていたのだと思い知らされ、顔から火が出るほど熱くなる。
「そんな……ご冗談を。私は、きっと酷い有様だったはずです……」
「おや。俺はそんなに信用がないかな」
「ちが、います……そういうわけでは……っ」
おかしい。
暁臣様がおっしゃる一言一言に、心臓が激しく波打つ。
指先を見れば触れたくなり、お話しされる声を、ずっと聴いていたくなる。
もっと。もっと近くへ行きたくなる。



