独りぼっちの妖狐の娘は、一匹狼の龍神と結ばれる

「じゃあ、妖術の練習をしましょうか」
「はい……」
 妖術の練習……。
 花を咲かせたり、雨を降らせたり、火を放ったり、物を浮かせたり。
 妖術では、そういうことができた。
「まず、あの花壇を見つめてください」
「はい……」
「そこに咲いている花をイメージしてください」
 どれだけイメージしても、花は咲かない。
「わあ!芽が出ました!」
 嘘……。
 今まで、芽が出たこともなかったのに……。
「もっと頑張れば、ちゃんと花も咲かせられますよ」
 本当だろうか……?
 でも、もし、使えたら……。