猫先輩と俺


「お疲れ様ー」

何でそんなに猛ダッシュなんだって思ったけど、確か今日、ゲームの発売日とか言ってたな?
今度何のゲーム買ったのか聞いてみよ。


自転車を押しながら、1人正門に向かう俺。

腹減った。
今日、母さんいねーから昼どっかで買って帰るかな。

そんなことを考えていると、後ろから声が聞こえた。


「1人とか珍しいね。友達は?」

御影先輩だ。

「なんか用事があるみたいで」
「へぇ、そうなんだ」

ただ何となく、行く方向が一緒ってだけで並んで正門まで向かう。
まるで一緒に帰ってるみたい。


「御影先輩って歩きなんですか?」
「いや、電車」
「あ、そうなんですね。結構遠いんですか?」
「二駅だからそんなには」

ふーん。
電車かぁ、なんか楽しそうだな。遠足みたいで。