猫先輩と俺


「日当たりいいだろ?絶好の昼寝日和」

今日は久しぶりの晴れ。
窓から入り込む日差しと、優しく肌を撫でる風が確かに心地良い。

……なるほど。
御影先輩が色っぽく見えたのはただ眠かっただけか。

邪魔にならないようにソファの端に腰を下ろす。

ソファが少し沈むと、御影先輩が寝返りをうった。


「寝坊しないんですか?」
「大丈夫、大和(やまと)が起こしてくれるから」

目を閉じている御影先輩は、完全に寝る体制に入っている。
声色が眠そうだ。

「いつもそうなんだ」
「誰ですか。それ」
「幼なじみ。朝、見ただろ?」

もしかしてあの顔が怖い人?
あの人が幼なじみ!?まじか。


「あ、あの……御影先輩?寝る前に1個質問したいんですけど」
「んー?」
「前話してた奴って何ですか?」
「……」
「朝、その幼なじみが言ってたやつです」
「……」
「まだ寝ないでください……!」
「鳥に、似てる、後輩がいるって……」
「鳥?」
「丸っこい、ふわふわしたやつ……」
「まだ言ってるんですか!?」

シマエナガのことだよな!?
てか、もう御影先輩半分寝てるじゃん。