猫先輩と俺


「今度にらめっこでもするの?」

御影先輩の言葉にハッと我に返る。

「……」

恥ずかし。
さっきの全部見られたってことだろ?
どんな顔してたなんかわかんねーけど、百面相をしていたのは確かだ。

恥ずかしい気持ちを隠す為に御影先輩を睨む。

「ちょっと黙っててください」

1個だけ買うかな。
練習中なら使っていいみたいだし、何よりカケを外した時にシマエナガが視界に入ったら癒される。


「この鳥って藤原に似てるね」
「どこが!?」

思わず大きな声を出してしまい、俺は慌てて口を押さえた。

「変なこと言わないでください」
「それ頼むの?」
「頼みます」
「じゃあ俺も頼も」

!?

「御影先輩知らないですよね?」
「うん。でもこの鳥、藤原の困った時の顔してるから」
「どゆこと!?」

買う理由が俺の顔に似てるから?
まじで意味がわからん。