「わふっ!」
執務を終えてリエルの部屋を訪れると、彼女と一緒に真っ白な大きな毛玉……いや、犬が出迎えてきた。
「……毛玉が」
「毛玉じゃなくてワンワン!だってば。やっと今日、連れて来てもらえたんだよね~!」
リエルが嬉しそうに白いフワフワを抱きしめる姿は確かに愛らしい。
だが、その毛玉が撫でられながらも、時折こちらを確認するように視線を寄越すのがどうにも気に食わない。
「……まさか夜は寝室にも?」
「侍女が夜は控室で預かってくれるって。一緒に寝たいのにね~?」
さすが選りすぐりの侍女をリエルの担当にして正解だった。
提案してくれた侍女に思わず心の中で感謝してしまう。
眉を寄せながらも、リエルが毛玉に頬を寄せて笑う姿を見ていると、不思議と胸の抵抗感が薄れていく。
どう足掻いても、リエルが笑ってくれるなら……結局はすべて許せてしまう。
撫でられる毛玉を横目に、ため息混じりに問いかけた。
「俺がいない時は、リエルを頼むよ」
毛玉は「わふっ」と一声。
……通じているのかは分からないけれど、その頼もしい声に思わず苦笑がこぼれた。
執務を終えてリエルの部屋を訪れると、彼女と一緒に真っ白な大きな毛玉……いや、犬が出迎えてきた。
「……毛玉が」
「毛玉じゃなくてワンワン!だってば。やっと今日、連れて来てもらえたんだよね~!」
リエルが嬉しそうに白いフワフワを抱きしめる姿は確かに愛らしい。
だが、その毛玉が撫でられながらも、時折こちらを確認するように視線を寄越すのがどうにも気に食わない。
「……まさか夜は寝室にも?」
「侍女が夜は控室で預かってくれるって。一緒に寝たいのにね~?」
さすが選りすぐりの侍女をリエルの担当にして正解だった。
提案してくれた侍女に思わず心の中で感謝してしまう。
眉を寄せながらも、リエルが毛玉に頬を寄せて笑う姿を見ていると、不思議と胸の抵抗感が薄れていく。
どう足掻いても、リエルが笑ってくれるなら……結局はすべて許せてしまう。
撫でられる毛玉を横目に、ため息混じりに問いかけた。
「俺がいない時は、リエルを頼むよ」
毛玉は「わふっ」と一声。
……通じているのかは分からないけれど、その頼もしい声に思わず苦笑がこぼれた。



