聴きたいのは、君のエール!

やっと応援歌から解放されると思ったのに、小暮先生に緊急で集められる時は決まってよくない報告だ。

「来週の朝礼で演奏が決まったからな」

いやいや、なんで?
どうしてそんなこにとなった??
弾くのは吹奏楽部つったじゃん!

「お披露目会だ、今年の応援歌は軽音部が作ったぞ!ってアピールも兼ねてな」

そんなアピールいらない、廃部は免れたんだよもうそうゆうのいらないんだ。
だからこのあとの展開だって読めてるけど、もういらな…っ

「頼んだぞ、瀬戸」

二度あることは三度ある…!
深く心に響く、肩を叩かれた瞬間だった。部室から出て行く小暮先生の背中を目を細めて、何か言うのもめんどくさかった。
やっと眠れる日々が返って来たのに、もういい加減ちゃんと寝かせてくれよ…

「すっごくね!?俺らがやんの!?」
「…お披露目会とかいるか?いらなくね?」
「毎年やってるぞ、吹奏楽部が」
「じゃあ今年も吹奏楽部がやってくれよ」

朝礼ってことは体育館のステージの上、全校生徒が集まる中で演奏することになる。軽音部やってるけど立ったことないし、ステージとか。

「今日から午後練必須だな!」
「……。」
「あ、朝練もやるか!?」
「…起きれないからやりたくねーって言ったの誰だよ」
「それぐらいやんねぇとだろ!」

やたら温度差感じる垣ノ内は異様やる気だ。
普段部活なんか来ねぇくせにお披露目会って聞いてわくわくしてるし…

「彼女出来たみたいですよ」
「創志…!」

眉をひそめながら垣ノ内のことを見ていたらスッと隣に現れた創志が教えてくれた。

「え、いつの間に?」
「ちょっと前…出来たみたいです、吹奏楽部の彼女」
「…へぇ」
「デモ聞いてもらってる間超緊張して強張ってたのが、逆に落ち着いて見えて彼女に響いたらしいです」

…あれ緊張してたのか、めちゃくちゃ堂々としてんなって思ってたのに。
そんで彼女出来て浮ついてんのか。
それはあれか?いいとこ見せたい的なやつか?だからやる気に満ちてんのかよ。
彼女のためにがんばりたいとか垣ノ内も単純って言うか、それが好きな奴ってことなのかー…

「…。」

ハッと頭の中が湧く、ぶわっと蘇って来たから。
思い出しちゃったじゃねぇーか、あいつがあんなこと言うから…!

咄嗟に叫んじゃったし、音楽室が近いとか吹き抜けの階段とかそんなこと全部忘れて思わず…でもあれだぞ?冷静に考えろ、そんなわけないだろ?

加々谷(あいつ)が俺のこと好きなんてー…

「なぁ彩っ」
「知らねぇよ!!!」

あ、しまった思い出して叫んじゃった。話しかけてきた垣ノ内が目を丸くしてた。

「あ、ごめん…なんでも彩生に聞くなって話だよな、自分でやるわ!ごめん!!」
「あ、いや、そうじゃ…」
「垣ノ内先輩、体育館で練習出来る日程小暮先生に確認に行きますか?」
「行く!俺行ってくるわ!」

……。
間違えて口にしただけだったけど、なんかいい感じに進んでた。全てが俺任せだったことがちょっと改善されたっぽい。
何でもかんでも俺だったからな、ちょっとしたことでも聞かれて…

「……。」

急に1人になった部室はしーんとして、ふと息をつくと思い出してしまう。
思い出したくなくても思い返してしまうから…
“オレってさ、彩のこと好きなのかな?”
俺に聞いてくるなよ、そんなこと…!


****


「あーやっ」
「…!」

ぬんっと頭上に現れたから目を開くだけで声が出なかった、びっくりして。

「また曲作ってた?」
「…作ってない、昼寝」

をしようと思ってた部室での昼休み、ごろごろ床に転がってたらこいつがやって来た。立ったまま俺をのぞき込んで、ニカッと笑ってる。
…いつもと変わらねぇな、俺の方が変に意識してるみてーじゃん。

「朝礼でギター弾くんだって?」
「…そーだよ」

よっと隣にあぐらをかいて座った、チラッと俺の顔を見ながら。

「え、何?嫌そう!」
「嫌だろどう考えても!ステージで演奏するとか!」
「軽音部じゃん」
「そうゆうのやらねぇ軽音部なんだよ!」
「どんな軽音部?」

部活紹介でも弾いたことないし、文化祭も有志であの小暮先生だから出ても出なくもどっちでもいいってテキトーなこと言われて…どうかと思うけど軽音部らしいことなんてしたことなくて。
いきなりステージで演奏しろって言われても、そんなの…

「緊張してんの?」
「……。」
「えーっ!緊張しないって言ってたじゃん!!」
「あれは緊張することがないって言ったんだよ!」

思えば人に見られてギター弾いたことない。マジでありえないけど、人前で演奏したことないんだよ。
ふーんと息を吐きながら加々谷が後ろに手をついた、顔を上げてぼぉーっと天井を見るみたいに。
そんな姿を寝転がったまま見て…
あれ、前もこんなことあった。この角度、見覚えが…

「オレが緊張する時は他のこと考えんの」

何もない天井をじーっと見つめ、いつもより落としたトーンで話し出すからなんか妙に聞き入ってしまった。すーっと声が入り込んでくる気がして。

「失敗したらって思うと緊張すんじゃん?だから楽しいこととか、うれしいこととか、好きなもののこと考えんの」

らしくない落ち着いた声に耳を傾けてた。
そんなこと考えてるんだって、緊張することも意外だと思ってたけどそんなことも考えてるのか。

「俺だったらねぇ、このあと何食いに行こうかな~!とかやっぱ帰りは絶対肉まん買ってやる!とか」

…好きなんだな、肉まん。考えてることはめちゃくちゃらしくて、そこは聞いていてどこか安心してしまった。
あの張り詰めた空気の中そんなこと考えてるとか、それはそれでなんか。

「名案じゃね!?」

かと思えば急にパンッと手を叩いたから体がビクッとなった、寝てる時に急にビクッとするあれみたいに。
てゆーかそれは名案なのか?よくわからんが。

「でも彩なら大丈夫じゃん」

声が穏やかで、心地いい音楽を聴いてるみたいだった。
この角度からだと顔がよく見えなくて、ずっと天井見上げてる加々谷は俺が見てることにも気付いてない。
近いような遠いような距離は…

「だってオレ、彩の曲世界一と思ってるし!」

どんな顔して言ってるのかなって、少しだけ気になって。どうせならニカッと大きな口で笑っててほしいなって思ってた。

「つーかオレも試合近いから緊張してんの~!」

もうすぐ夏本番、野球部も他の部活だって大会が始まる。
これが本来の部活動だよな、軽音部に夏の大会とかねぇからピンと来ねぇし。

「やべぇ、試合のこと考えたら心臓ドキドキしてきた…」

そんでもって早過ぎだろ、ちょっと大会の話したくらいで…でもそれだけ真剣なんだよな、それだけ本気で向き合ってきてるから。

だから少しでも力になりたいって思ったんだけど、こんなに俺の曲を信じてくれた奴はいないからー…

「次は彩の曲のこと考えよ」

何が?
なんて聞かなくても、勝手に心臓が波打った。それはまるで独り言みたいに、何気なく言い放ったから。

それは楽しいこと?うれしいこと?

それともー…

「あ、そうだ!試合見に来てくれよ!」

加々谷が振り返ったから今度は目が合った、斜め上から見下ろされるように目が合ってしまった。ずっと斜め後ろからその姿を見てたから。
吸った息が吸ったまま、戻れなくなるかと思った。

「…気が、向いたら」

抑揚のない声を出すのに力を入れて、なるべく悟られないように息を吐いた。
だけど視線は交わったまま、加々谷が捕らえるみたいに俺を見てるから。そのまま、ゆっくり近付いて。

「…っ」

は、何…!?何する…っ
俺の顔の隣にとんっと床に手をついた、言葉を発することはなく瞬きのしない瞳には俺しか映ってない。それぐらい近い距離だった。
ドキドキ、心臓の音が大きくなってまた息が出来なくなるかと思った。どんな風に息をすればいいのかわからなくなりそうだった、だって息が顔にかかって熱くて。
床についてない反対の手がそーっと伸びて来る、それでも視線は外せなくて、外したらどうなるかわかんなくて…加々谷しか見えてない。

ごくんっと息をのんだ、伸びて来た手の先にドキドキしながらー…

「見て、てんとう虫!」

………は?

「彩のシャツに止まってた!」
「……。」

紛らわしいっ!!!

器用にてんとう虫を掴むとキャッキャ笑いながら見せてきた。
俺はというと触れるか触れないかの瀬戸際、ドキドキした心臓に耐え切れなくなっててんとう虫を見せられた瞬間即座に起き上がった。
恥ずかしくなって、勝手にドキドキしてた自分に恥ずかしくなって…なんで俺の方が意識しなきゃいけねーんだよっ!

「彩はてんとう虫好き?」
「知らねぇよ!!!」


****


なんで俺があいつのこと考えなきゃいけないんだ!今はお披露目会のことでいっぱいなんだよ!
そっちのことで頭がいっぱいなのに、なんで…っ

「瀬戸、どうかしたか?」
「あ、いや別に…」

放課後、小暮先生に呼び出された。来週のお披露目会について話があるって。

「校長先生の挨拶のあと発表だからな、段取りは当日確認するから」
「…はい」

こっちもこっちでマジでどうにもならないっぽい。やっぱりナシ!は通用しなさそうで、もうやるしかないのか。

「じゃあ垣ノ内たちにも言っておいてくれ」

ぽんっと肩を叩かれて職員室から出て来た。
来週ってもうすぐだよな、応援歌作った時に散々練習はしたからコードは覚えてるし合わせることだって何度もしてるけど…部室とステージは違い過ぎるだろっ

「……。」

部室へ行くために歩く廊下の窓の外を見れば今日も野球部が練習してた。今はランニング中ぽくてグラウンドを走ってた。
はぁっと勝手に息が漏れる。

あいつのこと考えたら全然わかんなくて。
だってわかんないだろ?急にあんなこと言い出すから…聞かれても困るし、しかも普通に話してくるし。
なんでいつもと変わらないんだよ、変われよ。
俺の方が保てなくなるだろ…っ

“試合見に来てくれよ!”

「どんな顔して行けばいいんだよ…」

わかんねぇよ、どうしたらいいか。こんなのどうしたら…

「瀬戸先輩!」
「あ、創志」

ぼぉっと窓の外を見て、気付けば歩いてた足も止まってた。つい考え込んでしまって、そしたら創志が俺のことを探しに来てたっぽい。

「小暮先生の呼び出し終わりましたか?」
「あぁ、うん」
「部活始めようって、垣ノ内先輩が」


****


土曜日も日曜日の部活に励んじゃって、廃部寸前だった軽音部とは思えないやる気に満ちた休日を過ごしてついに迎えた月曜日。
ついに来てしまった、月曜日。
昨日は全然眠れなかった、そのせいか今現在絶賛体調がグルす。

「校長先生の話が始まったらスタンバイしてくれていいからな、校長先生の話が終わったら一旦幕が下りるからその間に準備して…」

最後の練習ってことで朝練をし終えた部室で小暮先生から今日の段取りを聞く、校長先生の話のあとってのが妙に緊張感増すんだけど。みんな話半分くらいしか聞いてないけどやたらと盛り上げられそうで嫌だ、校長先生に。

「じゃあ、あとは楽器を体育館に運んでくれ」

ギターとマイクスタンド、は体育館にあるんだっけ。アンプもあるって言ってたし、あとは置いとくのにギタースタンドはいるか。
でも、その前に。

「悪い、ちょっと先行ってて」

それどころじゃない、ずーっと腹がぐるぐる言ってる。このまま体育館へは行けなくてとりあえずトイレに行きたい。

「大丈夫か?顔色おかしくね?」
「あー…うん、大丈夫だから垣ノ内たちは先行ってて」
「瀬戸先輩、譜面って入りますか?」
「それは覚えてるからいいや!」

見なくても浮かんでくるぐらい頭に入ってる、それぐらい練習したから。
あとはそれを本番で披露する…だけなんだけど気持ちがっ、気持ちはまだ全然追いつかねぇ!

「…ふぅ」

無理やり落ち着かせようとしたけど落ち着くわけなかった。
全然調子悪い、まだグルグル言ってるけど…ずっとここにいてもしょうがないし、体育館向かうしかないし。
手を洗ってテキトーにパパッと水を飛ばしてトイレから出た。もう一度深呼吸をして、吸った息をゆっくーり吐いて廊下に出たら…

「な、腹痛くなるんだよ!」
「……。」

いるのかよ、お前。なんでいるんだよ。

「緊張しってかなって見に来た!」
「…してるよ、めちゃくちゃしてるわ」

いつもより少し早い朝、窓から差し込む光が眩しくて目を細めた。だからか、上手く見れなかったけど見えない方がいいかとも思って。

「マジすげぇよ、お前」

はぁっと吐いた息が重い、なんなら頭も体も何もかも重くてうんざりしてる。

「こんなプレッシャーと戦ってんのやばいな」

あの頃の俺には想像出来なくて、いつもこれ以上の状況でやってんのかって思ったらマジですごい。
どうしたらいいのか悩んでたけど、急に現れたこいつ見たら…自然と言葉に出てた、気持ちが。

「カッコいいよ、やっぱり」

期待されてるとか、注目されてるとか、そんなんじゃなくて…立ち向かってるところが。全力でぶつかりにいこうって、揺るがない気持ちで挑んでいってる姿が、カッコいいなぁってあの頃より思ってる。
そんな風に、俺はなれないって思ってたから。

「なぁ、いーこっと教えてやるよ♪」

ニカッと口を開けて笑った、何を言うか想像ついたけど。俺を見てニヤニヤしてるから。

「楽しいこととか、うれしいこととか、考えるといい!」

パンッと手を合わせて、声もでかいが動きもでかい。トイレ前でも目立とうとするな。

「名案だし、コレ!」
「マジでそんな余裕ないんだけど」

他のことなんか考えられる余裕あるわけない、こんな状態で何をどう考えるんだよ。

「俺の好きなものってギターなんだよ!今から弾くんだよ、そしたら結局考えることになるだろーが!」
「じゃあオレのこと考えて」

とんっと一歩近付いた、俺の前に立つように。
その瞬間何も言葉が出て来なくなって、ただ目を合わせることになった。
すっかり真夏ともなった学校は暑くて仕方ない、ちょっとでも動けば汗ばんでくる。動かなくたってじわじわ感じるのに、異常な暑さが。

「オレのことだけ見てて」

ハッと息をのむように、視線を交わして。近付いた距離のせいで目に映るのは加々谷しかいなくて。
ドキドキ、心臓がうるさくなる。緊張とは違う、別のドキドキが体中に巡ってくる。

「彩」

そんな落ち着いた声で喋るな、もっと騒げよ。
なんか変な感じになるし、ドキドキしてやたら胸が熱くてー…

「オレのためにギター弾いてよ」

それはきっと夏のせいだって、思いたかった。異常な暑さの夏のせいだって。

「…それが1番緊張するわ」

たぶん、もう思えねぇよ。
ずっとドキドキしてた。自分でもわけわかんなくなるぐらいドキドキして、他のことなんか考えられなかった。

だけどひたすら練習したおかげで指だけは覚えてから勝手に体は動いてた。これが練習するってことなんだって、思った。
見えなかったから何にも、ステージの上だとか、みんなの前だとか何も考えられなかった。
拍手の音も歓声も聞こえない、あっという間に5分が終わった。

頭の中には加々谷のことしかなくて。


****
 
朝礼が終わってすぐに走り出した、抑えきれない気持ちのまま追いかけた。ステージの上から見てた姿を見失わないように追って。
言いたかったから、今すぐ言いたかった。

どうしても、伝えたくてー…

「加々谷!」

体育館から教室へ向かう渡り廊下は簡単な屋根はあるけど吹きっさらしで、風が吹けば思いっきり髪の毛が揺れる。
足を止めて振り返った加々谷の髪の毛が、揺れる。

「あ、悪い…呼び止めて」
「いーんや、いいよ」

加々谷が隣にいた友達に声をかける、俺も軽くぺこっと頭を下げた。
早くしないと授業が始まる、そんなことわかってるけど今を逃したらまた言えなくなる気がして。

「あの、加々谷…」
 
顔を合わせるのはなぜか緊張して、風が吹くたび風のせいにして目を逸らした。
ドキドキと、脈打つ心臓が嫌だ。

「…ありがと」

少しだけ視線を落として、顔が見られなかったから。

「え、なにが?何の話??」
「あの…」

ずっと言いたかった、あの日からずっと言おうって…

「加々谷のおかげで部活が楽しくなった!」

応援歌を作ってほしいなんてめちゃくちゃなこと言ってんなって思った。そんなの俺が出来るわけないし、やれるとも思ってなくてめんどくさいことに巻き込まれたって。
だけどあの日そこに加々谷がいなかったら、俺は今も1人でギター弾いてただけだった。

「だから、一応?言っておこうかなって…」

それに、こんな風になることもなかったきっと。加々谷とこんな風に目を合わせることなかった。

もう入り込んでるんだよ、俺の中に。
俺が曲を作らなくたって、もう加々谷は俺の中にいるんだ。

“オレを彩の音楽の中に入れてくれ!”

目を閉じたら浮かんでくる、そのニカッて笑う顔が。
ドキドキする心臓の音を聞きながら息をのんだ、静かに加々谷の瞳を見て。

「なぁ、やっぱ試合見に来てくんない?」

胸がいっぱいになって声が詰まる俺を見てか加々谷が笑った。
どんどん人が通り過ぎていく渡り廊下で最後には加々谷と2人になった。

「え…あー、うん…」

気が向いたら、とは言った。向いたっていうか、いや向かなくはないんだけど…また一歩近づいたから、それにドキッとしちゃって口ごもってしまった。

「そんでオレ、絶対ホームラン打つから!」

ふふんっと鼻を鳴らなして胸を張る、それはやっぱり緊張するような奴には全然見えなくて。
てゆーかやっぱすげぇな、あんだけ緊張するって言いながらホームラン宣言するとか。そんなの俺には出来ねぇよ。
でも見に行くだけなら、見に行くぐらいなら…なんか見に行くだけなのに俺の方が緊張しそうなんだけど。

「彩」
「え、うん…行く、見に」
「打ったらオレと付き合って」
「はぁ!?」

見開いた目で見たら普通に笑ってた、なんなら嬉しそうに。
驚いた俺を見てケラッと…やっぱりすげぇよ、いろんな意味でマジですごいそれしか言えない。たぶん俺の心臓は破裂寸前、試合なんか見れそうに…

「あ、オレ彩のこと好きだから」

どうやったってこいつみたいにはなれねぇなって思った、こうなりたいかって言われたら…それもあれだけど。
でもこんな奴だから、応援したくなる。

「今言うなよ!!!」

言わないけど、今は。