兄ちゃんと俺は一個しか違わない。けど、その一個がまあまあ大きいと思う。
俺が小六のとき、兄ちゃんは、そして史人さんは制服を着て中学校へ行っていたんだ。それはたった一個の年齢以上に大きな変化だと思う。
そしてその差のせいで、俺は全然史人さんに寄り添えていなかったんだ。
兄ちゃんの話はそう俺に後悔させるくらい重いものだった。
「史人に兄貴がいたの、お前、知ってる?」
「え、いた、っけ?」
「兼人さんって言ってさ、史人より七個上。あんだけ歳離れてると一緒に遊ぶとかって感じじゃないし、俺もあんま知んないんだけど」
「うん」
「その人がな、家出てったんだよ。史人が中二のとき」
この部屋には小型冷蔵庫がある。不法投棄されてたのを拾ってきて、兄ちゃんが勝手に直したやつだ。そこには、兄ちゃんの大好きな炭酸飲料が山ほど冷やされていて、ラインナップはその時々で違う。今日、俺に差し出されたのは「桜モモソーダ」ってやつだった。
「理由は、兼人さんがゲイで、そのことに親父さんが激怒したから」
俺と同じものを手にした兄ちゃんが、ぷしゅっとキャップを開けながら続ける。
「兼人さんのこと、俺もそんな覚えてないけど、すげえいい人だったのは覚えてんの。史人の家行ったとき、宿題見てもらったこともあるし。ゲイかどうかとかも知らなかった。ただ、史人が後で教えてくれたんだけど、恋人をさ、親父さんに紹介しようとしたらしいんだよ。けど、史人の父さんってまあ、古くて。親子の縁切る! ってなって。ああそうですか結構です、って兼人さんは出てっちゃってそれっきり」
「知らなかった」
史人さんからはお兄さんの話なんて一度も聞いたことがなかった。そりゃあ気軽に話せる話でもないんだろうから、言わなくて当たり前かもしれないけど、兄ちゃんには話していたんだと思ったらやっぱり、悔しかった。
「なんで教えてくれなかったのかな」
「お前には言えないかもなあ」
「そりゃ、幼馴染の絆には負けるけど」
「じゃなくて、お前、さっきのDM見て、どう思ったの」
問われてびくっと体が震えてしまった。きゅっと膝の上で拳を握る俺に向かって、兄ちゃんは問いを重ねてくる。
「史人がゲイやめたって聞いて、なに考えた?」
「あ……ええと」
ゲイをやめた。
その一文を見た瞬間に思ったのは……。
それはいつのことなんだろう、だった。
だって、ゲイをやめたってことは……どこかのタイミングまでは史人さん自身が自分をゲイだって思ってたってことで。だとしたら。
好きって言ってくれた、あのときはもしかしたら……。
――史人さん、俺のこと、好き、なの?
――……うん。好き。
あの会話をした、あのとき、史人さんは俺のこと、好きだったのかもしれない。
友達の弟とか、そういうんじゃなくて。俺のことを俺と同じ意味で。
でもそれをやめたって、あの人は、史人さんの彼女という人は、言う。
でもそれって……。
「ゲイって、やめちゃえるもの? ゲイだって自分を認めてたときの好きってどこ、行っちゃうのかな」
ぽろぽろっと声が出てしまった。完全に無意識だった。やばっと口を押さえたけど、もう遅かった。
兄ちゃんはじいっとこちらを見ている。その目に浮かんでいる感情がどんなものか、読み取る度胸はなくて、俺はすぐさま顔を伏せる。
「俺さ、好きな子、いんの。お前に言ってなかったけど」
けど、軽い声で言われて、思わず頭を上げてしまった。兄ちゃんは照れ臭そうに頬を掻いてこちらを見ている。
「でも小学校のときからずっと一緒だったから、告るとか今更できなくて。そのままずるずる友達のまんま。ながーい片想い……ゲイ云々もさ」
照れ笑いをしていた兄ちゃんの手がすっと伸びて俺の頭に置かれる。
「それと同じじゃね? やめようって思ってやめれるもんじゃないと思うんだわ。無理してやめようとすれば、苦しいだけなんじゃないかって思う」
「でも、史人さんには、彼女、いるよな。実弥さんがそうでしょ」
まるで俺の気持ちを正当化してくれるみたいに兄ちゃんは言ってくれる。でもそれに甘えるわけにはいかないと思う。
こんなDMを送ってくるくらい、実弥さんは傷ついたんだ。俺のせいで。だとしたら兄ちゃんに慰められてるわけになんて、いかないじゃないか。
「実弥さんからしたら……やっぱり」
「実弥は史人の従妹でファン。彼女じゃない」
けど、ぴしゃりと遮られ、俺は思わず口を開く。
彼女じゃ、ない?
「え、彼女、じゃないの? ってか、ファン? は? なに?」
「いやだから、子どものときから史人のこと、『私の推し』って言ってた女なの。もちろん男としても好きだったんだと思うよ? 告白、何回もしてたし。けど、史人は毎回断ってた。はっきり言ったとも聞いた。自分はゲイだから好きになんないって」
でも、史人さんは、彼女なんでしょ、と訊いた俺に、そうだね、と言った。なんでそんな嘘……。
額を押さえる俺の前で兄ちゃんも、意味わかんねえよな、と顔をしかめている。
「史人の家、兼人さんのことがあってから史人のこと、縛るようになったんだよ。お前は大丈夫だろうなって根掘り葉掘り訊かれて、読んでる本とかもチェックされるようになったんだって。そういうのに史人、ほとほと参ってた。だんだん、ゲイの自分がおかしいのかなって言い始めてさあ、そんなことないって何度も言ったんだけど」
「うん」
「悩んでた史人に実弥が提案してきたらしい。お父さんにいろいろ言われないで済むように、彼女役してあげるって。一緒にいたらゲイも治せて、生きやすくなるかもしれないよって。で、それを史人も受け入れた」
ちょっと待て。なんだ、それ。
「治すとか治さないとかそんなの変だろ!」
そんなこと言われて、史人さんはどんな気持ちになったんだろう。自分がおかしいって言われたみたいで絶対、苦しかったはずなんだ。なのに、史人さんはその実弥さんの提案を受け入れた。
それくらい追い詰められていたってことだろうか。
ぐるぐるする俺を兄ちゃんがじっと見る。いけない、兄ちゃんの存在を忘れていた。慌てて顔を上げると、兄ちゃんが小さく咳払いした。
「あいつが実弥の提案を受け入れたのって……多分、告白、のせいだと思う」
「告白?」
「実弥が史人の彼女のふり始める少し前に、あいつ告白したんだと。すごく好きなやつに。けど……付き合ってって言ったとたんに、自分の気持ち押し付けて、こういう生きづらい想い、相手にもさせちゃうことになるかもって怖くなったらしい。相手、ゲイってわけじゃなかったっぽいから。だから結局、ごまかして告白なかったことにしちゃったんだって。実弥に彼女役頼んだって話聞いたのは、その後」
ちょっと……待ってくれ。
中二。付き合ってって言った。ごまかしてなかったことにって。
それ……。
俺は思わず、口を片手で覆う。
――千冬は俺が千冬に付き合ってって言ったら、どうする?
「ごめん、あの、そのすごく好きになった人ってどんな、人?」
兄ちゃんが黙り込む。がりがりと頭を掻いた後、おもむろに顔が上げられた。
「年下で生意気だけど、おもろ可愛いやつだってさ」
おもろ、可愛い。
――あー、もう、可愛い。なんでそんなおもろ可愛いのかね。お前。
もちろん、史人さんはああいう性格だし、他にもおもろ可愛いって思うやつがいたのかもしれない。俺じゃないのかもしれない。でも。
おもろ可愛い、なんて、普通の男にはあんまり使わない形容詞じゃないか。
「なんであの人、そんなことになってんだよ……」
知らず、涙声が漏れてしまった。兄ちゃんはなにも言わない。その沈黙がなんだか申し訳なくて、俺は必死で声を整える。
「兄ちゃんのこと、史人さん、めちゃくちゃ信頼して、るんだね」
零れ落ちてしまった涙を、顔を伏せることで隠しながら言う。返ってきたのは、そうか? という明るい声だった。まるでなにも気付いてないみたいな、そんな声だった。
「なかなか言えないじゃん。自分がゲイだとか、好きな人の話、とか……」
「あー、まあ。ってか俺が悪いんだよ。無神経に、お前、俺の弟のこと好……あ、いや、その、史人の好きなやつについて訊いちゃって。そこからあいつ、観念したみたいに教えてくれてさあ。まあ兼人さんのことがあった直後で、あいつも参ってたんだろうなあ」
うちの兄ちゃんは隠し事ができない。この調子で友達の秘密をあちこちでばらまいていなきゃいいが、とじんわり心配になりつつ、俺は泣き笑いをする。
「兄ちゃんが相手なら俺もいろいろ言っちゃうかも」
わかりやすく優しいとか、懐が太平洋みたいに広いとか、そういうんじゃないけど、兄ちゃんはいつだって気が付くとそばにいてくれるんだ。固定概念ってのから解き放たれたところに思考があるからなのか、こっちがどんなにおかしなことを言っても、否定しない。そうして思いもよらないところから解決策を出してくれる。
そんな兄ちゃんに話を聞いてもらえたことで、史人さんは絶対に救われたはずで。それが俺はすごく、うれしかった。
と同時に……俺のせいで史人さんが悩んで、苦しんでしまったんだと思ったら、悔しくて、俺は兄ちゃんの前だっていうのに、涙を止められなかった。
俺が小六のとき、兄ちゃんは、そして史人さんは制服を着て中学校へ行っていたんだ。それはたった一個の年齢以上に大きな変化だと思う。
そしてその差のせいで、俺は全然史人さんに寄り添えていなかったんだ。
兄ちゃんの話はそう俺に後悔させるくらい重いものだった。
「史人に兄貴がいたの、お前、知ってる?」
「え、いた、っけ?」
「兼人さんって言ってさ、史人より七個上。あんだけ歳離れてると一緒に遊ぶとかって感じじゃないし、俺もあんま知んないんだけど」
「うん」
「その人がな、家出てったんだよ。史人が中二のとき」
この部屋には小型冷蔵庫がある。不法投棄されてたのを拾ってきて、兄ちゃんが勝手に直したやつだ。そこには、兄ちゃんの大好きな炭酸飲料が山ほど冷やされていて、ラインナップはその時々で違う。今日、俺に差し出されたのは「桜モモソーダ」ってやつだった。
「理由は、兼人さんがゲイで、そのことに親父さんが激怒したから」
俺と同じものを手にした兄ちゃんが、ぷしゅっとキャップを開けながら続ける。
「兼人さんのこと、俺もそんな覚えてないけど、すげえいい人だったのは覚えてんの。史人の家行ったとき、宿題見てもらったこともあるし。ゲイかどうかとかも知らなかった。ただ、史人が後で教えてくれたんだけど、恋人をさ、親父さんに紹介しようとしたらしいんだよ。けど、史人の父さんってまあ、古くて。親子の縁切る! ってなって。ああそうですか結構です、って兼人さんは出てっちゃってそれっきり」
「知らなかった」
史人さんからはお兄さんの話なんて一度も聞いたことがなかった。そりゃあ気軽に話せる話でもないんだろうから、言わなくて当たり前かもしれないけど、兄ちゃんには話していたんだと思ったらやっぱり、悔しかった。
「なんで教えてくれなかったのかな」
「お前には言えないかもなあ」
「そりゃ、幼馴染の絆には負けるけど」
「じゃなくて、お前、さっきのDM見て、どう思ったの」
問われてびくっと体が震えてしまった。きゅっと膝の上で拳を握る俺に向かって、兄ちゃんは問いを重ねてくる。
「史人がゲイやめたって聞いて、なに考えた?」
「あ……ええと」
ゲイをやめた。
その一文を見た瞬間に思ったのは……。
それはいつのことなんだろう、だった。
だって、ゲイをやめたってことは……どこかのタイミングまでは史人さん自身が自分をゲイだって思ってたってことで。だとしたら。
好きって言ってくれた、あのときはもしかしたら……。
――史人さん、俺のこと、好き、なの?
――……うん。好き。
あの会話をした、あのとき、史人さんは俺のこと、好きだったのかもしれない。
友達の弟とか、そういうんじゃなくて。俺のことを俺と同じ意味で。
でもそれをやめたって、あの人は、史人さんの彼女という人は、言う。
でもそれって……。
「ゲイって、やめちゃえるもの? ゲイだって自分を認めてたときの好きってどこ、行っちゃうのかな」
ぽろぽろっと声が出てしまった。完全に無意識だった。やばっと口を押さえたけど、もう遅かった。
兄ちゃんはじいっとこちらを見ている。その目に浮かんでいる感情がどんなものか、読み取る度胸はなくて、俺はすぐさま顔を伏せる。
「俺さ、好きな子、いんの。お前に言ってなかったけど」
けど、軽い声で言われて、思わず頭を上げてしまった。兄ちゃんは照れ臭そうに頬を掻いてこちらを見ている。
「でも小学校のときからずっと一緒だったから、告るとか今更できなくて。そのままずるずる友達のまんま。ながーい片想い……ゲイ云々もさ」
照れ笑いをしていた兄ちゃんの手がすっと伸びて俺の頭に置かれる。
「それと同じじゃね? やめようって思ってやめれるもんじゃないと思うんだわ。無理してやめようとすれば、苦しいだけなんじゃないかって思う」
「でも、史人さんには、彼女、いるよな。実弥さんがそうでしょ」
まるで俺の気持ちを正当化してくれるみたいに兄ちゃんは言ってくれる。でもそれに甘えるわけにはいかないと思う。
こんなDMを送ってくるくらい、実弥さんは傷ついたんだ。俺のせいで。だとしたら兄ちゃんに慰められてるわけになんて、いかないじゃないか。
「実弥さんからしたら……やっぱり」
「実弥は史人の従妹でファン。彼女じゃない」
けど、ぴしゃりと遮られ、俺は思わず口を開く。
彼女じゃ、ない?
「え、彼女、じゃないの? ってか、ファン? は? なに?」
「いやだから、子どものときから史人のこと、『私の推し』って言ってた女なの。もちろん男としても好きだったんだと思うよ? 告白、何回もしてたし。けど、史人は毎回断ってた。はっきり言ったとも聞いた。自分はゲイだから好きになんないって」
でも、史人さんは、彼女なんでしょ、と訊いた俺に、そうだね、と言った。なんでそんな嘘……。
額を押さえる俺の前で兄ちゃんも、意味わかんねえよな、と顔をしかめている。
「史人の家、兼人さんのことがあってから史人のこと、縛るようになったんだよ。お前は大丈夫だろうなって根掘り葉掘り訊かれて、読んでる本とかもチェックされるようになったんだって。そういうのに史人、ほとほと参ってた。だんだん、ゲイの自分がおかしいのかなって言い始めてさあ、そんなことないって何度も言ったんだけど」
「うん」
「悩んでた史人に実弥が提案してきたらしい。お父さんにいろいろ言われないで済むように、彼女役してあげるって。一緒にいたらゲイも治せて、生きやすくなるかもしれないよって。で、それを史人も受け入れた」
ちょっと待て。なんだ、それ。
「治すとか治さないとかそんなの変だろ!」
そんなこと言われて、史人さんはどんな気持ちになったんだろう。自分がおかしいって言われたみたいで絶対、苦しかったはずなんだ。なのに、史人さんはその実弥さんの提案を受け入れた。
それくらい追い詰められていたってことだろうか。
ぐるぐるする俺を兄ちゃんがじっと見る。いけない、兄ちゃんの存在を忘れていた。慌てて顔を上げると、兄ちゃんが小さく咳払いした。
「あいつが実弥の提案を受け入れたのって……多分、告白、のせいだと思う」
「告白?」
「実弥が史人の彼女のふり始める少し前に、あいつ告白したんだと。すごく好きなやつに。けど……付き合ってって言ったとたんに、自分の気持ち押し付けて、こういう生きづらい想い、相手にもさせちゃうことになるかもって怖くなったらしい。相手、ゲイってわけじゃなかったっぽいから。だから結局、ごまかして告白なかったことにしちゃったんだって。実弥に彼女役頼んだって話聞いたのは、その後」
ちょっと……待ってくれ。
中二。付き合ってって言った。ごまかしてなかったことにって。
それ……。
俺は思わず、口を片手で覆う。
――千冬は俺が千冬に付き合ってって言ったら、どうする?
「ごめん、あの、そのすごく好きになった人ってどんな、人?」
兄ちゃんが黙り込む。がりがりと頭を掻いた後、おもむろに顔が上げられた。
「年下で生意気だけど、おもろ可愛いやつだってさ」
おもろ、可愛い。
――あー、もう、可愛い。なんでそんなおもろ可愛いのかね。お前。
もちろん、史人さんはああいう性格だし、他にもおもろ可愛いって思うやつがいたのかもしれない。俺じゃないのかもしれない。でも。
おもろ可愛い、なんて、普通の男にはあんまり使わない形容詞じゃないか。
「なんであの人、そんなことになってんだよ……」
知らず、涙声が漏れてしまった。兄ちゃんはなにも言わない。その沈黙がなんだか申し訳なくて、俺は必死で声を整える。
「兄ちゃんのこと、史人さん、めちゃくちゃ信頼して、るんだね」
零れ落ちてしまった涙を、顔を伏せることで隠しながら言う。返ってきたのは、そうか? という明るい声だった。まるでなにも気付いてないみたいな、そんな声だった。
「なかなか言えないじゃん。自分がゲイだとか、好きな人の話、とか……」
「あー、まあ。ってか俺が悪いんだよ。無神経に、お前、俺の弟のこと好……あ、いや、その、史人の好きなやつについて訊いちゃって。そこからあいつ、観念したみたいに教えてくれてさあ。まあ兼人さんのことがあった直後で、あいつも参ってたんだろうなあ」
うちの兄ちゃんは隠し事ができない。この調子で友達の秘密をあちこちでばらまいていなきゃいいが、とじんわり心配になりつつ、俺は泣き笑いをする。
「兄ちゃんが相手なら俺もいろいろ言っちゃうかも」
わかりやすく優しいとか、懐が太平洋みたいに広いとか、そういうんじゃないけど、兄ちゃんはいつだって気が付くとそばにいてくれるんだ。固定概念ってのから解き放たれたところに思考があるからなのか、こっちがどんなにおかしなことを言っても、否定しない。そうして思いもよらないところから解決策を出してくれる。
そんな兄ちゃんに話を聞いてもらえたことで、史人さんは絶対に救われたはずで。それが俺はすごく、うれしかった。
と同時に……俺のせいで史人さんが悩んで、苦しんでしまったんだと思ったら、悔しくて、俺は兄ちゃんの前だっていうのに、涙を止められなかった。



