BL
二条理/著

- 作品番号
- 1778266
- 最終更新
- 2026/03/25
- 総文字数
- 9,098
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 3
九条雅紀は、残ることが怖い。
父は生まれてすぐに死に、母も高校二年の冬に急死した。ひとりになった九条は、家を失い、卒業と同時に実家を売って東京へ出た。今、あの場所は更地になっている。
それ以来、写真に残るのが苦手になった。人に贈り物をするなら、紅茶や菓子のような消えものばかりを選ぶ。形に残るものは、いつか捨てられる未来を想像してしまうから。人の好意も、自分の痕跡も、うまく受け取れない。自分の存在価値を満たせるのは、仕事をしている時だけ。だから九条は、危ういほど自分を大事にしない。
そんな九条を見ていられない男が、三人いる。
昔から彼の“家があった頃”を知る幼馴染・真壁。
「いていい」と日常を差し出そうとする堀島。
そして、九条の壊れ方まで読み切り、「どこにも残れないなら俺が覚えてやる」と告げる二階堂。
けれど九条は、誰のものにもなれない。
残りたくないわけじゃない。
ただ、残ったあと、捨てられるのが怖いだけだ。
帰る場所をなくした男をめぐって、救済と執着と過去がぶつかり合う。
韓国ドラマのように劇的で、退廃的で、毎話心をえぐる山場が訪れる――
“残れない男”と、彼を愛してしまった男たちの、偏愛トライアングルBL。
父は生まれてすぐに死に、母も高校二年の冬に急死した。ひとりになった九条は、家を失い、卒業と同時に実家を売って東京へ出た。今、あの場所は更地になっている。
それ以来、写真に残るのが苦手になった。人に贈り物をするなら、紅茶や菓子のような消えものばかりを選ぶ。形に残るものは、いつか捨てられる未来を想像してしまうから。人の好意も、自分の痕跡も、うまく受け取れない。自分の存在価値を満たせるのは、仕事をしている時だけ。だから九条は、危ういほど自分を大事にしない。
そんな九条を見ていられない男が、三人いる。
昔から彼の“家があった頃”を知る幼馴染・真壁。
「いていい」と日常を差し出そうとする堀島。
そして、九条の壊れ方まで読み切り、「どこにも残れないなら俺が覚えてやる」と告げる二階堂。
けれど九条は、誰のものにもなれない。
残りたくないわけじゃない。
ただ、残ったあと、捨てられるのが怖いだけだ。
帰る場所をなくした男をめぐって、救済と執着と過去がぶつかり合う。
韓国ドラマのように劇的で、退廃的で、毎話心をえぐる山場が訪れる――
“残れない男”と、彼を愛してしまった男たちの、偏愛トライアングルBL。
- あらすじ
- 父を生まれてすぐに亡くし、高校二年の冬には母も急死した。
家を失い、帰る場所をなくした九条雅紀は、いまも“残ること”を恐れている。写真が苦手で、贈り物は消えものばかり。自分の価値を仕事にしか置けず、どこか儚く、自暴自棄で、消えてしまいそうな男。そんな九条を、幼馴染の真壁、日常を差し出す堀島、そして誰より深く彼を読み切ってしまう二階堂が放っておけるはずもなく――。
劇的で退廃的な、偏愛BL。
目次
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