明けない夜も、君のそばにいる。

「どうして……。月璃(るり)さん」
 葬儀に参列した後、部屋で思わず泣いてしまった。
 交流したのは、本当に短い期間だった。
 でも、良い友人になれた、と思っている。
 月璃(るり)さんの自殺を受けて、白神から手紙が届いたが、適当に返した。
 私は、大丈夫だった。
「大丈夫か、菜花(さな)
 遥流(はる)さまは、私を呼び捨てにする。
 ……私のほうが年上のはずなんだが……。
 まあ、良いか。
「……大丈夫じゃない、です」
 涙を流す私のそばに、黙ってずっといてくれる。
 それが、とても心強かった。
 大丈夫。
 私には、遥流(はる)さまがいる……。