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職務中に呼び出された瑤華は内心ビクビクしながら官舎の奥に位置する執務室に入っていった。皇帝陛下から直々の召喚だと上司に告げられ、ついにこのときが来たかと覚悟を決める。
――後ろ盾を失ったわたしはもう後宮には必要ない存在。彼のためにも身を引かないと。
「北方戸部主事、白瑤華まいりまし……珠児!?」
「あ、かあさま来た」
「なんで珠児がここにいるの? お庭で遊んでるって……」
「我が連れてきた」
「へっ」
ひょいと珠児を抱き上げて瑤華の前へ現れた玄耀は、きょとんとした表情の彼女を見て、ニヤリと笑う。
「生きていたのだな――我が愛、唯一の花よ」



