悪役令嬢不在の世界で、ヒロインは自分を苛め始めた

異世界ファンタジー

悪役令嬢不在の世界で、ヒロインは自分を苛め始めた
作品番号
1774198
最終更新
2026/02/03
総文字数
5,084
ページ数
2ページ
ステータス
完結
いいね数
0
 この世界には、決定的な「欠損」があった。乙女ゲーム『薔薇の宮廷恋物語』の世界。けれど、ヒロインを奈落へ突き落とし、物語を加速させるはずの「悪役令嬢」が、最初から存在しないのだ。

 平和。それは、物語にとっては死と同じ。庶民出身の奨学生・アメリアは、誰にも苛められることなく、けれど誰にも「見つけてもらえる」ことなく、透明な孤独の中に沈んでいた。

「……どうして誰も私を苛めてくれないのっ!?」

 彼女は決意する。敵がいないのなら、自らが敵になればいい。
 自ら教科書を破り、自ら腕を抓り、悲劇のヒロインを演じることで、ようやく王子様に抱きしめられる場所を勝ち取ったアメリア。

 それを特等席で眺めるモブ令嬢、クリスティアナは、彼女の「嘘」の裏にある、痛々しいほどの恋心を知ってしまう。

「あなたの演技は、もう十分よ」

 これは、物語に殉じようとした少女と、彼女を「一人の女の子」として救い出した友人の、切なくも温かい、現実(あした)への記録。



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よろしければ、ご覧ください。
あらすじ
「あなたの悲しい嘘を、わたしは知っていた。……だから、一緒に地獄へ行きましょう?」
───孤独なヒロインが綴った自作自演の恋。それを優しく看取る、名もなき脚本家(モブ)の物語。

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