『雨、階段、石鹸。』――裏切られ声をなくした私が、本当の言葉を話せるようになるまで

ヒューマンドラマ

『雨、階段、石鹸。』――裏切られ声をなくした私が、本当の言葉を話せるようになるまで
作品番号
1772313
最終更新
2026/01/15
総文字数
4,224
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
「言葉」は嘘をつく。 でも、「声」を消したら、嘘をつかない——。

都内の医療系出版社で働く佳奈(25)は、周囲も羨むハイスペックな彼氏・篤との結婚に動き出そうとしていた。 丁寧な暮らし、整えられたインテリア。 決して豪華でも派手でもないけれど、心の通い合う生活。 しかしその幸せの影には、不妊治療に悩む一組の夫婦がいた。

「言葉」が嘘だと知ったとき。 佳奈は突如、心因性の失声症で「声」を失ってしまう。逃げるように辿り着いたのは、かつて愛した街、下北沢。 そこで出会ったのは、元俳優で今は照明家として生きる年下の青年・京(きょう)。

『俺も、声が出ないんです』
静寂のエレベーターで交わした筆談。 彼もまた、ある「切実な秘密」を抱え、言葉を捨てて生きていた。
スマホの画面越しに、ノートの筆談で、互いの最も暗い部分を打ち明けあう。黙ったまま、嘘はつけないから。
そして朗読劇『銀河鉄道の夜』のセリフを通して。 「好き」という言葉を口にできない二人の魂が、静かに共鳴していく。

「きっとみんなのほんたうのさいはいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一諸に進んで行かう」

傷ついた一人の女性が、 声のない世界で「本当の幸い」を見つけるまでを描く。再生の物語。
あらすじ
彼の裏切り。ある日突然消えました。お腹に子供を残して。「声」を失った佳奈。逃げ込んだ下北沢の図書館で出会ったのは、同じく声を失った年下の舞台照明家・京だった。エレベーターでの筆談から始まった二人は、やがて『銀河鉄道の夜』を通じ、孤独な魂を重ね合わせていく。不倫、カルト、ジェンダーの。東京の片隅で傷ついた二人が、言葉のない世界で「本当の幸い」を探すヒューマンドラマ。

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