第67話 コットンから始まる相談
(乙女座君♂x天秤座ちゃん♀)
四月の放課後、通学路で、薄い雲が流れていた。歩幅を合わせるだけで、いつもの道が少し特別になる。
一緒に帰る日が増えた頃、修平は「ここ、順番が大事」と笑い、美桜は「うん」と小さく返す。
今日は頼まれごとを終える。机の上にコットンが置かれていた。今日はそれが鍵になる。
取りかかった瞬間、思わぬ引っかかりが出てきた。美桜が「ここ、引っかかる」と指さす。修平は返事の代わりにうなずき、コットンを手に取った。
修平は細かいところを見つけて直す。力の入れ方を見せてから、美桜の手の上に自分の手をそっと重ね、「このくらい」と角度を示す。美桜は二人の意見の間を取る、真剣な目で真似をした。
うまくいった瞬間、美桜の口から「どっちがいい?」がこぼれた。修平は「でしょ」と笑い、でも目線は外して照れを隠す。二人の間に残ったのは、道具の音と、少し早い鼓動だった。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。美桜が「今日は助かった」と言うと、修平は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。美桜が「今日は助かった」と言うと、修平は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
帰り道、修平は「次は美桜のやりたいことを先に聞く」と言った。美桜は少し考えてから、コットンを軽く振って合図する。「じゃあ、また一緒に使おう」。その一言で、二人のそれだけで、今日は十分だと思えた。 美桜は笑ってうなずき、修平の袖を軽く引いた。
【終】
(乙女座君♂x天秤座ちゃん♀)
四月の放課後、通学路で、薄い雲が流れていた。歩幅を合わせるだけで、いつもの道が少し特別になる。
一緒に帰る日が増えた頃、修平は「ここ、順番が大事」と笑い、美桜は「うん」と小さく返す。
今日は頼まれごとを終える。机の上にコットンが置かれていた。今日はそれが鍵になる。
取りかかった瞬間、思わぬ引っかかりが出てきた。美桜が「ここ、引っかかる」と指さす。修平は返事の代わりにうなずき、コットンを手に取った。
修平は細かいところを見つけて直す。力の入れ方を見せてから、美桜の手の上に自分の手をそっと重ね、「このくらい」と角度を示す。美桜は二人の意見の間を取る、真剣な目で真似をした。
うまくいった瞬間、美桜の口から「どっちがいい?」がこぼれた。修平は「でしょ」と笑い、でも目線は外して照れを隠す。二人の間に残ったのは、道具の音と、少し早い鼓動だった。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。美桜が「今日は助かった」と言うと、修平は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。美桜が「今日は助かった」と言うと、修平は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
帰り道、修平は「次は美桜のやりたいことを先に聞く」と言った。美桜は少し考えてから、コットンを軽く振って合図する。「じゃあ、また一緒に使おう」。その一言で、二人のそれだけで、今日は十分だと思えた。 美桜は笑ってうなずき、修平の袖を軽く引いた。
【終】


