潮騒の指輪と、言えなかった「ありがとう」

青春・恋愛

潮騒の指輪と、言えなかった「ありがとう」
作品番号
1776652
最終更新
2026/03/06
総文字数
8,195
ページ数
4ページ
ステータス
完結
いいね数
0
 北海の断崖の王城。海の見える離れに置かれた正妃キャリーが頼ったのは、噂に勝つ大声でも、誰かをねじ伏せる言い方でもなく、「湯を配る」「札を貼る」「十歩を測る」といった小さな手でした。
 王太子ポポフは、感謝や心配を口にすると途端に報告書みたいな言葉になり、代わりに毛布や手袋を箱に詰めて運んできます。侍女ノエミがその箱を「感謝箱」と呼び始めてから、王城の空気は少しずつ変わります。
 潮間で拾われた欠けた指輪、消える合図灯、嵐の夜に並ぶ松明の列。
あらすじ
政略結婚で北海の王城へ来たキャリーは、海の見える離れに置かれ“いないもの”扱い。だが港の合図灯が消える夜、潮間で拾った金色の指輪が陰の細工を暴き、言葉にできない王太子ポポフの手が彼女へ伸びる。

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