黒漆のいちかは笑わない

ランクイン履歴

ヒューマンドラマ21位(2026/07/05)

ヒューマンドラマ

黒漆のいちかは笑わない
作品番号
1782362
最終更新
2026/05/26
総文字数
9,198
ページ数
8ページ
ステータス
未完結
いいね数
3
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ヒューマンドラマ21位(2026/07/05)

 黒い服、黒い手袋、黒い帳面。
 清瀬いちかは、弱い人から金を取る悪女のように現れる。

 けれど彼女が奪うのは、金ではなく、泣き寝入り寸前の契約書。
 彼女が並べるのは、誰かの失敗ではなく、善人の顔をした相手が隠した証拠。

 旧市街と新駅前をつなぐ歩行者トンネルの向こう側で、町を飲み込む大型娯楽施設の準備が進んでいた。蒔絵修復店の跡取り・いちかと、市役所の相談窓口で働く睦は、契約書、領収書、壊れた看板、そして片方だけ残った誕生石のピアスから、町を食い物にする手口を追っていく。

 笑わない彼女の黒さは、誰かを傷つけるためではない。
 弱い人の前に立つための、黒漆のような強さだった。
あらすじ
 市役所職員の睦は、黒服の女・清瀬いちかが老職人から封筒を奪う場面を目撃する。だが封筒の中身は、悪質契約から職人を守る証拠だった。蒔絵修復店の跡取りであるいちかは、旧市街を食い物にする企画会社の不正を、黒帳と誕生石のピアスで暴いていく。

この作品の感想ノート

淡々としたいちかと、はっきりと行動に出る睦の対比の正義感が魅力的でした。
会話が小気味よいです。

2026/07/05 02:42

単なる企業との対決ではなく「伝統や技術は誰のものか」「契約や記録が弱い立場の人をどう守れるか」という重厚なテーマをこの文字数でぎゅぎゅっと纏められる文才に圧倒されるばかりです
クールで格好良いいちかさん
熱血漢を匂わせる正義の味方、バディとしての魅力満載の睦さんのキャラ個性が魅力的
ネタバレですが一善さんの練習板の文字で笑ってしまいました

2026/07/03 12:54

この作品のひとこと感想

すべての感想数:3

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