第2話 エコバッグの約束
(牡羊座君♂x牡牛座ちゃん♀)
冬の息が白い朝、学校の屋上で、日差しがまぶしかった。肩が触れそうな距離で歩くと、見慣れた道が新しく見えた。
告白の返事をした次の週、迅也は「よし、今やろう」と笑い、萌花は「うん」と小さく返す。
今日は探しものを見つける。エコバッグが、二人の真ん中で目印みたいに置かれていた。
探しもの探しを始める前に、萌花が立ち止まった。「ねえ、約束して」。迅也が見返すと、萌花はエコバッグを両手で持ち、落とさないように胸の前に抱えていた。
「忙しくても、返事はしてほしい」。言い終えると、萌花は目をそらす。迅也は一度だけ深くうなずき、「先に動いたほうが早い」と言ってエコバッグを受け取った。
そして作業の手を止めずに「遅れたら、ここで謝る」と続ける。萌花は目を細め、「ちゃんと確かめてから」と笑った。道具の受け渡しが、二人だけのサインになった。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。萌花が「今日は助かった」と言うと、迅也は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。萌花が「今日は助かった」と言うと、迅也は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
帰り道、迅也は「次は萌花のやりたいことを先に聞く」と言った。萌花は少し考えてから、エコバッグを軽く振って合図する。「じゃあ、また一緒に使おう」。その一言で、二人の胸の奥が、ふっと軽くなった。 萌花は笑ってうなずき、迅也の袖を軽く引いた。
【終】
(牡羊座君♂x牡牛座ちゃん♀)
冬の息が白い朝、学校の屋上で、日差しがまぶしかった。肩が触れそうな距離で歩くと、見慣れた道が新しく見えた。
告白の返事をした次の週、迅也は「よし、今やろう」と笑い、萌花は「うん」と小さく返す。
今日は探しものを見つける。エコバッグが、二人の真ん中で目印みたいに置かれていた。
探しもの探しを始める前に、萌花が立ち止まった。「ねえ、約束して」。迅也が見返すと、萌花はエコバッグを両手で持ち、落とさないように胸の前に抱えていた。
「忙しくても、返事はしてほしい」。言い終えると、萌花は目をそらす。迅也は一度だけ深くうなずき、「先に動いたほうが早い」と言ってエコバッグを受け取った。
そして作業の手を止めずに「遅れたら、ここで謝る」と続ける。萌花は目を細め、「ちゃんと確かめてから」と笑った。道具の受け渡しが、二人だけのサインになった。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。萌花が「今日は助かった」と言うと、迅也は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
終わったあと、二人は自販機の前で立ち止まった。萌花が「今日は助かった」と言うと、迅也は照れたように頬をかき、「次はもっと上手くやれる」と返した。缶の温度が手のひらに移って、言葉も少し柔らかくなる。
帰り道、迅也は「次は萌花のやりたいことを先に聞く」と言った。萌花は少し考えてから、エコバッグを軽く振って合図する。「じゃあ、また一緒に使おう」。その一言で、二人の胸の奥が、ふっと軽くなった。 萌花は笑ってうなずき、迅也の袖を軽く引いた。
【終】


