言祝ぎの子 結 ー国立神役修詞高等学校ー


十二神使の中にいなかったから、呼び出しても意味が無い────つまり。


「つまり白虎は現世に顕現しているということか」


恵衣くんの質問にコクリと頷いた。決まりだな、と恵衣くんが呟く。


「明日から俺たちは白虎を探す。詳細は……起きてから話すぞ。もう機能してない奴らがいるからな」


視線の先には激しく舟を漕ぐ来光くんに、机につっ伏す慶賀くん、欠伸をかみ殺す嘉正くんがいた。みんなそろそろ限界なんだろう。

恵衣くんの「解散」の一言で皆は畳の上に大の字になって転がる。


「巫寿、風呂わいてるから先入りなよ。俺らこの通り、今はまだ動けそうにないから」


嘉正くんが今にも閉じてしまいそうな瞼を擦ってそう言う。お言葉に甘えて一番風呂をいただくことにした。