セカイ ノ ケッカン

青春・恋愛

セカイ ノ ケッカン
作品番号
1761420
最終更新
2025/09/28
総文字数
56,172
ページ数
8ページ
ステータス
完結
いいね数
0
「俺はどうして産まれてきたんだろう」



20××年。
広大な土地である北海道から、同級生が修学旅行に旅立った。もはや癖のように数年来の悩みを復唱する、その土地に縛られた中学二年生の水樹。


年々、機械技術の進歩は目まぐるしかった。
学校全体に防雨機能のある送風機が展開される。靴箱には除湿機能がつき、病院ではAIロボットが看護師に混ざって応対、電子カルテを作成できるようになった。

便利になった反面、廃れていくものもある。
それはもとより懸念されていた芸術面。絵、小説、写真などだ。そんな中、水樹は物珍しい登山写真家『マミ』の作品を見ることを心の拠り所にしていた。


同級生が旅立ったその日、部活動に勤しむ水樹は先生に頼まれた。それは、大荷物を一緒に運んでほしいという、何も不思議では無い雑用。

美術室に運び入れ、開放して目にしたのは、昨今世間に話題になっているAIロボット。
エルフを彷彿させる耳と、神秘的な中性色に目を奪われた水樹は、それに触れた。


「起動しました。個体名、Re:aru(リアル)です。アルとお呼びください。マスター」
あらすじ
中学二年生の水樹が、生活援助型ヒューマノイドのアルと出会い、とある事情で制限していた活動圏から飛び出す話。

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