女社長の中宮、後宮物語!〜美姫の後宮恋愛溺愛友情噺〜

「星華様、飛香舎に行くって本当なの?私たちも中宮の女房になれますわね!万歳!星華様」
本当は神海が一番前に出てきて侍女頭(じじょがしら)兼親友の役割を果たし、それを女房たちが見守るということのはずなのにすっかり違ってる。
後宮でもかなり有名と言われている歌式部(うたしきぶ)なんてもう踊り出しそう。
他の貴族とかだったらピシャリと制するのかもしれない。でも私はあくまで令和の人だからこんな上下関係は元々嫌い。
「本当よ。歌式部もついに出世ね」
全員が友達みたいな感じだけど神海だけが特別なの。だって中身はある程度双子だし。
「キャー」
全員が黄色い声を上げた。その中で一番後ろに立ってどんよりしている神海が目立つ。
神海の心配のもと、、、それは言うまでもなく私が中宮となることだった。こんな「令和の女社長」が貴族社会&男社会に出ていいかと思っているに違いない。
ほんっと心配性なんだから。