女社長の中宮、後宮物語!〜美姫の後宮恋愛溺愛友情噺〜

聞いて、私は見事に固まった。
だって、今上帝は私と同い年の現・帝。普通は数多(あまた)にいる美しき女御様から新しい中宮(正妻)を選ぶでしょ。私は紅莉栖と血縁関係がある。でもそれだけ。今上帝に会ったことはないし。なんで私を指名!?
「準備が出来次第、直ちに飛香舎(ひぎょうしゃ)に移住するように言っておられる」
ま、しょうがない。今上帝は神と同様に扱われてるから断れないし私は特に今上帝を嫌ってるわけじゃないから。
でも私が心配してるのは後宮で私が「おかしい」と思われてしまいそうなこと。だって私、仮にも令和に生きてたの。すぐに価値観とかが全部「平安京」似合わせられるわけじゃない。だから時々令和の言葉を言っちゃう。「インスタ」とか「映える」とかね。もちろん女社長だからそれほど下品にネタを使いまわしてたわけじゃない、、、、と信じたい。前世のことはそれほどはっきりしない。ある程度の記憶はあるけど靄がかかった感じ。だから会話とかまでは思い出せない。