女社長の中宮、後宮物語!〜美姫の後宮恋愛溺愛友情噺〜

これで、信じてもらえた?
あと、今私はまだ独身で実家の藤原家に住んでる。
「星華。話があるんだ」
藤原沖人だ。本人の前では「沖人さん」って呼んでる。本当の父親かどうかは知らないけど別にどうでもいいし、この時代にはDNA鑑定なんてないしわかりっこないから諦めた。
「なあに?」
あくまで冷静な声で答える。
私は薄っぺらい変な作りのドアを「姫らしく」開けた。外には思った通り藤原沖人が立ってる。
「紅莉栖さんが急逝した」
紅莉栖が急逝した、、、、嘘でしょう!
あ、紅莉栖は私が一緒に育った、、、伯母なの。令和じゃ超珍しいけど1つ違いの伯母なんて平安京では日常茶飯事。
それほど仲良しじゃなくても情ぐらいは有るし悲しい。たった一人の伯母だしね。
「そして、今上帝が星華を次の中宮に指名なさったんだ」