うーん、と首を捻る私たち。
先輩たちはもう答えが分かっているのか、まるで赤ん坊を見守るような眼差しで私たちが答えを導き出すのを待っている。
うう、と唸り声を上げた泰紀はシュッと勢いよく手を挙げた。
「聖仁先生! ググッていい?」
「あはは。本当の先生だったら駄目って言うだろうけど、いいよ。文明の利器に頼る方が早い時もあるからね」
聖仁先生で助かった。
早速私たちは特徴を検索ボックスに打ち込んでボタンを叩く。ほぼ同時にみんなのスマホに同じ画面がパッと現れて「あっ!」と声を上げる。
表示された画面を皆して聖仁さんに差し出し、声を揃えた。
「輪入道だ!」
「そう、恐らく瑞祥は輪入道に攫われて神隠しにあったんだ」
「すごーい! 僕らもう犯人に辿り着いちゃったよ!」
辿り着いたのは先輩たちの知識と文明の利器のお陰なのだけれど、たしかにここまでスムーズに犯人にたどり着くなんて。
神隠しの捜索って意外と簡単なのでは?
「ちなみに、ここまでならちょっと習えば誰だってできるよ。初歩中の初歩だから油断しないようにね」
心の中を読まれた。
へへ、と私たちは肩を竦めてお互いの顔を見る。



