言祝ぎの子 漆 ー国立神役修詞高等学校ー


やっぱりそうだ。亀世さんチームとあとから合流予定の、3箇所目の捜索ポイント。

これはもしかして、なり有力な情報が得られたんじゃないだろうか。


「恵衣、亀世たちに連絡してくれる?」

「了解です。先外でてます」


そう答えて小走りで洋館を出ていった。聖仁さんが妖たちを見回して礼を言う。気のいい妖たちは「いいってことよ!」と胸を張る。


「それより頼んだぜ、神職の坊主たち。最近幽世も現世も物騒でたまんねぇよ」

「そうそう。黒狐(こっこ)族が捕まったって聞いたけど、妙な事件はあちこちで続いているからな」

「私、怖くてご飯も喉を通りません……」

「オメェは死んでんだから食わなくてもいいだろ!」


がははっ、と賑やから笑い声が溢れる。

改めてもう一度妖たちにお礼を伝える。また遊びに来いよ、と手を振られ私たちは洋館を後にした。