言祝ぎの子 漆 ー国立神役修詞高等学校ー


胸が熱くなる。辛そうに「もう戻れない」と吐露した薫先生を思い出した。

薫先生、帰る場所はちゃんとあります。お父さんはずっと、先生のことを大切に思っていました。

あの孤独で丸まった背中に駆け寄って、そう伝えてあげたい。


隆永宮司はずっと神職で、ずっと二人のお父さんだったんだ。