感想ノート

  • 作者様の意図とはかけ離れていたら、大変申し訳ないのですが、依都さんは、自身のことを年齢ばかり重ねて大人になりきれなていないと思っているのではないでしょうか。だから歳下である蓮くんのことを、『蓮さん』と呼んでいる。彼は自分より随分と大人びているから……。私には、そういうふうに見えました。

    強そうに見える人って、本当はそれほど強くない。自分がこうありたいという理想があって、それを目指しているから、無意識のうちに本当の自分を見失っていってしまう。『自分』を持っている人に出会った時、それが相手に見透かされたような気がして、余計に焦ってしまう。 依都さんの蓮くんへの距離の詰め方が、彼女の焦りに見えて仕方がありませんでした。

    依都さんが蓮くんに抱いた束の間の恋心は、線香花火のように儚いもので、小さく灯された熾火は自分以外の誰にも見つかることはなかった……。だから、『線香花火が咲かない夜』だったのかなと思いました。

    高谷 ゆうと 2025/08/12 20:28

     高谷 ゆうと 様

    読んでくださり、ありがとうございます!
    私の思い描いていた依都像が、ほとんど伝わっていたようで、嬉しさと驚きでいっぱいです……!
    深く、たくさんのことを読み取ってくださり、ありがとうございました!

              碓氷澪夜

    作者からの返信 2025/08/19 17:03

  • 作品拝読しました。
    一夜の儚い恋が美しい線香花火の描写で表現されていて、短いながらも心に残る作品でした。
    主人公はこれから線香花火を見るたびに、この日のことを思い出すのかなと思うと切なくもありますが、ラストでしっかりと前向きな思い出になっているところが良かったです。
    素敵な作品をありがとうございました。

    葉方萌生 2025/07/23 19:54

     葉方萌生 様

    読んでくださり、ありがとうございます!
    私も、依都は何度も反芻し、宝物のように扱い、そして前へ進むのだろうと思っています。
    こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました!

              碓氷澪夜

    作者からの返信 2025/07/24 07:43

  • 線香花火が2人の期間限定の時間を表していたようで温かくも切なかったです。
    最後に美しく咲き誇る線香花火が印僑的でした。

    宝月 蓮 2025/07/22 17:48

     宝月 蓮 様

    読んでくださり、ありがとうございます!
    夜とエモい恋といえば線香花火だと思い、小道具として活用してみました!
    少しでもその光景が伝わったのなら、幸いです。
    素敵な感想をありがとうございました!

              碓氷澪夜

    作者からの返信 2025/07/22 23:21

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