私はライネルと談笑しながら紅茶とケーキを楽しんでから、ライネルに手をひかれて王家の人間しか入れない、塀に囲まれた奥の庭園へと向かう。
ライネルが扉を開けば、太陽の光を浴びて宝石のように輝く沢山の青い薔薇が咲き誇っていた。
「……綺麗……」
「もう少し先まで行こう」
ライネルが私を庭園の中央まで連れて行く。
「……ちょうど一年前だな。マリーと再会したのは」
「そうね、あの時はまさか貴方に会えるなんて思いも寄らなかった」
「ああ、そうだな。でも俺たちは出会いこうして夫婦になれた」
「本当に夢みたい……」
ライネルは青い薔薇を一輪摘むと私に差し出した。
「この薔薇に誓う。生涯マリーを愛し守ると」
私はその薔薇を受け取ると、ライネルの美しい碧い瞳を見つめた。
「ライネル……私も誓うわ……あなたを生涯愛すると」
私の言葉にライネルが優しく微笑む。
(ずっと愛されてみたかった)
(濁りのない綺麗な愛が欲しかった)
この世界なら、この人なら、きっと無条件に私を愛してそばにいてくれる。だってここは現実ではないから。でもそれでも構わない。
私が幸せだと感じるならそれが一番だから。
「マリー……愛してる」
「ライネル、愛してます」
ライネルが私の頬に手を添える。私が瞼を閉じれば、唇にふわりと優しいキスが落とされた。
ライネルが扉を開けば、太陽の光を浴びて宝石のように輝く沢山の青い薔薇が咲き誇っていた。
「……綺麗……」
「もう少し先まで行こう」
ライネルが私を庭園の中央まで連れて行く。
「……ちょうど一年前だな。マリーと再会したのは」
「そうね、あの時はまさか貴方に会えるなんて思いも寄らなかった」
「ああ、そうだな。でも俺たちは出会いこうして夫婦になれた」
「本当に夢みたい……」
ライネルは青い薔薇を一輪摘むと私に差し出した。
「この薔薇に誓う。生涯マリーを愛し守ると」
私はその薔薇を受け取ると、ライネルの美しい碧い瞳を見つめた。
「ライネル……私も誓うわ……あなたを生涯愛すると」
私の言葉にライネルが優しく微笑む。
(ずっと愛されてみたかった)
(濁りのない綺麗な愛が欲しかった)
この世界なら、この人なら、きっと無条件に私を愛してそばにいてくれる。だってここは現実ではないから。でもそれでも構わない。
私が幸せだと感じるならそれが一番だから。
「マリー……愛してる」
「ライネル、愛してます」
ライネルが私の頬に手を添える。私が瞼を閉じれば、唇にふわりと優しいキスが落とされた。



