「例えば君が明日死ぬなら
僕は今から笑って飛び込めるだろう」
どこかでそんな言葉を目にした。
いや、聞いたような気がする。
ランダムで流した曲の中にあった歌詞だろうか。
そんな風に思えるほど人を愛せるのが人間という生き物なんだろうか。
少なくとも昔の僕は、こういうことを本気で思える人間だったんだろうな。
今の僕は、何人もの女を抱いてきたけど、どんなやつもただの穴で、形だけの疑似恋愛のようなものだ。
だから、顔目的で逆ナンしてきたこいつも、同じ穴としか思えなかった。
「ねぇ、そこのアンタ」
女をホテルに連れ込もうとしている所で、派手なピンク髪のツインテールに呼び止められた。
「ねぇ、その女より私にしない?」
態度はでかいけど、顔は可愛いし乗り換えるのもありかと思った。
だって、今連れ歩いてる穴も、結局は初めましてのお別れで終わるんだから。
知り合ったばかりの女を捨てることに、なんの未練もない。
それに今よりももっとかわいい穴が声をかけてきたんだ。
相手になるしかないよな。
「ごめん、お前に興味なくなった。ここまでありがとうおつかれ」
そう告げた。
ショートボブのパッツンの女は
「あの……連絡先だけでも教えて貰えませんか!」
と言った。
「あー、連絡先?良いけど、こっちの都合いい時しか呼ばないよ」
「それでも、……それでも大丈夫です」
そんなことを話し合っていると、派手なピンク髪ツインテールが「まだ?」と割り込んでくる。
「あたしが登録してやるから貸せ」
「やっと終わった、さぁ、ホテル入ろうか。どの部屋にする?」
「あー、どこでもいいよ。別にあたしそんな部屋にこだわりないし」
適当に選ぶか。
僕は、最上階のいい部屋を選んだ。
なんだか今日は楽しめそうな気がしたから。
女も乗り気らしいし、そう思って最高の部屋にした。
部屋に着くなり、お風呂を沸かすスイッチを入れるもんだから、順序を守る系の穴かとおもったら、穴は部屋を漁り始めた。
「お前、なにしてんの?」
「え?あたし?ただ、試供品集めてるだけだけど。別にあたしお前とヤるなんて言ってないし、勘違いしたのはあんたじゃん?」
「は?」
同意のない〇ックスは、捕まってもおかしくないんだよな。
なんだ、ヤれねえのか。
ならさっきのヤツの方が良かったかもな。
ちょろかったし。
「お前そんなことしに付いてきたのか?」
「あたしには、あんたを止める義務がある」
「何言ってんだこいつ、話通じねえのか」
「あたしは、なんでもあんたの言う通りにはしない。それでもあんたには、あたしから離れられなくなる」
「何言ってんだよさっきから」
「今からシャワー浴びてきて」
「っは?ヤらないんじゃ」
「あんた汚いから入ってきて」
「家出る前にシャワー浴びたっての」
「さっきの女、ベタベタ触ってたの知ってるよ。汚い、あたし以外の女触ったらコレでぶっ刺す」
そう言って、手元に持っているのは、折りたたみ式のナイフだった。
なんでそんなもん持ち歩いてんだよ、怖すぎんだろ。
変なやつに捕まっちまった。
やらかした。
「ねっ。行ってらっしゃい」
そう満面の笑みで言われ、浴室に放り込まれてしまった。
割と髪に良さそうなシャンプーにトリートメント。
やすそうな女を選んだ時の選ぶ部屋は、髪がキシキシになるんだよな。
それにしても、このキチガイ女を上位ランクに入れたのは間違いだった。
試供品なんて集めてどうすんだよ。
シャワーを頭から浴び、考えた。
でもまぁ、集めて帰るやつもたまにいたな。
だが、ヤらせてくれないなら、ほかの女でも呼ぶかな。と考えながら湯気だらけの浴室を出た。
濡れた長い前髪を上にかき上げる。
ひんやりとした風が心地よい。
ドアを開けた後目の前を見ると帰したはずの女が立っていた。
「あれ、帰したはずじゃ……」
「あの、さっきの派手な女の人帰ってったんです。
私に付き合ってくれませんか?実はメアド、ギャルの人が登録されてたんです」
「いいじゃん、ナイスッ」
まだ濡れた体を、拭いてくれた。
「ベット、いこ?優しくしてくれる?」
尽くす系のタイプか…、悪い気しないな。
ゆっくりと体を密着させ、僕が上で腰を振る。
僕は今から笑って飛び込めるだろう」
どこかでそんな言葉を目にした。
いや、聞いたような気がする。
ランダムで流した曲の中にあった歌詞だろうか。
そんな風に思えるほど人を愛せるのが人間という生き物なんだろうか。
少なくとも昔の僕は、こういうことを本気で思える人間だったんだろうな。
今の僕は、何人もの女を抱いてきたけど、どんなやつもただの穴で、形だけの疑似恋愛のようなものだ。
だから、顔目的で逆ナンしてきたこいつも、同じ穴としか思えなかった。
「ねぇ、そこのアンタ」
女をホテルに連れ込もうとしている所で、派手なピンク髪のツインテールに呼び止められた。
「ねぇ、その女より私にしない?」
態度はでかいけど、顔は可愛いし乗り換えるのもありかと思った。
だって、今連れ歩いてる穴も、結局は初めましてのお別れで終わるんだから。
知り合ったばかりの女を捨てることに、なんの未練もない。
それに今よりももっとかわいい穴が声をかけてきたんだ。
相手になるしかないよな。
「ごめん、お前に興味なくなった。ここまでありがとうおつかれ」
そう告げた。
ショートボブのパッツンの女は
「あの……連絡先だけでも教えて貰えませんか!」
と言った。
「あー、連絡先?良いけど、こっちの都合いい時しか呼ばないよ」
「それでも、……それでも大丈夫です」
そんなことを話し合っていると、派手なピンク髪ツインテールが「まだ?」と割り込んでくる。
「あたしが登録してやるから貸せ」
「やっと終わった、さぁ、ホテル入ろうか。どの部屋にする?」
「あー、どこでもいいよ。別にあたしそんな部屋にこだわりないし」
適当に選ぶか。
僕は、最上階のいい部屋を選んだ。
なんだか今日は楽しめそうな気がしたから。
女も乗り気らしいし、そう思って最高の部屋にした。
部屋に着くなり、お風呂を沸かすスイッチを入れるもんだから、順序を守る系の穴かとおもったら、穴は部屋を漁り始めた。
「お前、なにしてんの?」
「え?あたし?ただ、試供品集めてるだけだけど。別にあたしお前とヤるなんて言ってないし、勘違いしたのはあんたじゃん?」
「は?」
同意のない〇ックスは、捕まってもおかしくないんだよな。
なんだ、ヤれねえのか。
ならさっきのヤツの方が良かったかもな。
ちょろかったし。
「お前そんなことしに付いてきたのか?」
「あたしには、あんたを止める義務がある」
「何言ってんだこいつ、話通じねえのか」
「あたしは、なんでもあんたの言う通りにはしない。それでもあんたには、あたしから離れられなくなる」
「何言ってんだよさっきから」
「今からシャワー浴びてきて」
「っは?ヤらないんじゃ」
「あんた汚いから入ってきて」
「家出る前にシャワー浴びたっての」
「さっきの女、ベタベタ触ってたの知ってるよ。汚い、あたし以外の女触ったらコレでぶっ刺す」
そう言って、手元に持っているのは、折りたたみ式のナイフだった。
なんでそんなもん持ち歩いてんだよ、怖すぎんだろ。
変なやつに捕まっちまった。
やらかした。
「ねっ。行ってらっしゃい」
そう満面の笑みで言われ、浴室に放り込まれてしまった。
割と髪に良さそうなシャンプーにトリートメント。
やすそうな女を選んだ時の選ぶ部屋は、髪がキシキシになるんだよな。
それにしても、このキチガイ女を上位ランクに入れたのは間違いだった。
試供品なんて集めてどうすんだよ。
シャワーを頭から浴び、考えた。
でもまぁ、集めて帰るやつもたまにいたな。
だが、ヤらせてくれないなら、ほかの女でも呼ぶかな。と考えながら湯気だらけの浴室を出た。
濡れた長い前髪を上にかき上げる。
ひんやりとした風が心地よい。
ドアを開けた後目の前を見ると帰したはずの女が立っていた。
「あれ、帰したはずじゃ……」
「あの、さっきの派手な女の人帰ってったんです。
私に付き合ってくれませんか?実はメアド、ギャルの人が登録されてたんです」
「いいじゃん、ナイスッ」
まだ濡れた体を、拭いてくれた。
「ベット、いこ?優しくしてくれる?」
尽くす系のタイプか…、悪い気しないな。
ゆっくりと体を密着させ、僕が上で腰を振る。



