霧が消え、全てが静寂に包まれる中、瑞道の影が再び現れた。彼は静かに微笑みながら言った。
「ありがとう。お前たちなら、正しい未来を選んでくれると思ってた。」
瑞道の影は消え、二人は静かに立ち尽くした。霧の世界は元の姿を取り戻し、門も消えていく。
「これで……全て終わったんだな。」
幹太が静かに言った。
「でも、この選択が本当に正しかったのか、私たちがこれから証明しないといけないね。」
琴乃が微笑む。
二人は再び元の世界へと戻り、瑞道の思いを胸に新たな一歩を踏み出した。