星屑の門 ~時間を越えるプレゼント~

幹太と琴乃の前に、新たな映像が映し出された。それは瑞道だった。彼は一人で最終の門の前に立ち、迷いながらもその向こうに進もうとしている姿だった。
「瑞道……どうしてここに来たんだ?」
幹太が問いかけるように呟く。
瑞道の影は振り返ることなく、一言だけ呟いた。
「大切なものを守るためには、時には捨てる覚悟も必要だ。」
その言葉に、幹太は拳を握りしめた。
「瑞道が何を守ろうとしたのか、俺たちがここで確かめるんだ。」