星屑の門 ~時間を越えるプレゼント~

「この門の向こうには、お前たちが求める全ての答えがある。しかし、門を開くには最後の試練を乗り越えねばならない。」
門神の目が赤く輝き、二人を見据えた。
「試練……どんな試練なんだ?」
幹太が問いかける。
「お前たち自身の心を映し出す試練だ。過去、現在、そして未来に向き合い、その中で真の選択を下さねばならない。」
琴乃が不安げに顔を曇らせた。
「心を映し出す……ってどういうこと?」
「その答えはお前たち自身が知っている。さあ、最終の門を開け。」
門神がそう告げると、門に埋め込まれていた宝石が淡く輝き始めた。二人が鍵を差し込むと、門がゆっくりと開いていく。その奥からはまばゆい光が溢れ出し、二人の体を包み込んだ。