暗闇の中、遠くに光が見えた。二人がその光に向かって歩くと、そこには瑞道が残したと思われる手書きの地図が置かれていた。地図は新たな場所への道筋を示している。
「これ、瑞道がここまで来た証拠だよな……!」
幹太は興奮気味に地図を握りしめた。
琴乃もまた、希望を感じたように微笑む。
「瑞道が何をしようとしていたのか、きっとこの先でわかるはず。」
地図には、さらに霧の奥に進むべき道が描かれている。そしてそこには「最終の門」と記されていた。
「最終の門……それが最後の答えってことか。」
幹太は地図を握りしめ、前を向いた。