余命僅かな貴女は、病室で泣き叫んでいる。余命宣告を受けてから一年が経っても、貴女が立ち直ることは絶対にない。死への恐怖は着実に貴女を襲う。もちろん、私だって貴女が死ぬことは悲しい。適切に言うなら、貴女のいない世界に取り残されることが悲しい。だから先月、自殺マニュアル本を購入した。