目が覚めたら枕もとに貴女が二人いた。どちらかは偽者のはずだけれど、全く見分けがつかない。そしてなぜだか、私の手には玩具みたいな拳銃が握られている。どうやらタイムリミットまでに、どちらかを撃たないと貴女は消滅してしまうらしい。試しに銃口を向けると、片方の貴女が心底嬉しそうに笑った。