昨日の敵は今日の友か……、
資料に添付されている写真を見ながらため息をついた。
それは、いがみ合っていた2人が笑顔で握手する写真だった。
で?
2人の笑顔を網膜から追い出して、トルコとウクライナの関係が記述されている箇所に目を移した。
トルコを訪れる観光客は年間210万人に上り、トルコにとって大事なお得意様となっている。
更に、農産物の輸出でも大きな存在で、その規模は年間2億ドルに達している。
それだけでなく、攻撃型無人機を販売することによって軍事面での結びつきを強めている。
この兵器がロシア軍にとって脅威になったためプーチンの怒りを買ったが、民間企業がやっていることで政府は関与していない、とトルコ政府はどこ吹く風の対応をしている。
食えないオヤジだな、
苦笑いするしかなかったが、目は最後の個所に移っていた。
日本との関係だ。長い交流の中で友好を深めたと記述されている。
特に、1890年のエルトゥールル号海難事件によって絆が結ばれ、親密な交流が始まった。
資料に添付されている写真を見ながらため息をついた。
それは、いがみ合っていた2人が笑顔で握手する写真だった。
で?
2人の笑顔を網膜から追い出して、トルコとウクライナの関係が記述されている箇所に目を移した。
トルコを訪れる観光客は年間210万人に上り、トルコにとって大事なお得意様となっている。
更に、農産物の輸出でも大きな存在で、その規模は年間2億ドルに達している。
それだけでなく、攻撃型無人機を販売することによって軍事面での結びつきを強めている。
この兵器がロシア軍にとって脅威になったためプーチンの怒りを買ったが、民間企業がやっていることで政府は関与していない、とトルコ政府はどこ吹く風の対応をしている。
食えないオヤジだな、
苦笑いするしかなかったが、目は最後の個所に移っていた。
日本との関係だ。長い交流の中で友好を深めたと記述されている。
特に、1890年のエルトゥールル号海難事件によって絆が結ばれ、親密な交流が始まった。