だからこそ、自然と玲子の家で過ごす時間が増えているのかもしれない。私にとって、ここは第二の家のようなものだ。

夜ご飯を食べ終わり、子供たちをお風呂に入れ、絵本を読んで寝かしつける。それは私にとっても癒しのひとときだ。蓮と凛が寝静まると、玲子と二人でゆっくりと話す時間がやってくる。

「本当にありがとうね、リミ。あんたがいなかったら、私たちどうなってたか分からないよ」と玲子が感謝の気持ちを伝えてくれる。

「いやいや、私は好きでやってるんだから。玲子たちと一緒にいるのが楽しいんだよ」と私は笑って答える。

「それにしても、あんたもそろそろ自分のことを考えていいんじゃない? 結婚とか子供とか、そういう未来もあるんだし」

「うーん、どうだろうね。正直、今はあんまり考えてないかな。今の生活がすごく充実してるし、これで十分幸せだと思ってる」

「まあ、あんたが幸せならそれでいいんだけどね。でも、あんたにはもっともっと幸せになってほしいからさ」

「ありがとう、玲子。でも私、今すごく幸せだから大丈夫だよ」

玲子はそれ以上何も言わず、ただ優しく微笑んでくれた。その微笑みが、私の心を温かく包み込む。彼女が心から私のことを思ってくれているのが分かるから、私は玲子に感謝の気持ちでいっぱいになる。

その夜、私は家に帰りながら、自分のこれからについて少し考えてみた。結婚や子供、未来のこと。でも、結局のところ、今の生活がとても充実していて、私にはこれ以上何を望む必要があるんだろう? 玲子たちとの時間、推し活や友達との旅行、自分自身の時間を大切にして過ごすことが私にとっての幸せなんだ。

だから、私はこのまま自分の道を進んでいこう。私が選んだこの人生を楽しみながら、自分の幸せを見つけ続けるんだ。そして、いつかもし結婚や子供が欲しいと思う日が来たら、そのときに考えればいい。今はこのまま、自分の幸せを追い求めていこうと思う。

そう決心して、私は夜の静かな街を歩きながら、自分の家へと帰っていった。