「七海のご両親からも話は聞いてました。青柳燈真と言います」
頭を上げながら、名乗った彼を見て私は心臓が止まるかと思うくらい驚いてしまった。
「Dream princeの……青柳燈真さん?」
「そうです……って、七海から聞いてませんでした?」
「き、聞いてないです!幼馴染がいるっていう話はよくしていましたけど、一度も名前を出した事はなかったので、まさかDream princeの青柳さんが幼馴染だったなんて……今、びっくりしてます……」
七海の幼馴染がドリプリのメンバーの青柳燈真だなんて初耳だ。
知っていたら、今こんなに驚く事はなかっただろうし……。
「そうですか。七海、話してなかったのか……」
ポツリと呟いて、青柳さんは花束をおばさんに手渡すと仏壇の前に座った。
そして目を閉じて手を合わせる。
その横顔はさすがアイドル……という事なのか、それとも元々の彼自身のものなのか……切なくて儚い中に美しさまであって、私の心を揺り動かす。
この人を恋愛対象として一度も見た事がない七海の心臓は強いなと、驚いてしまうほどだった。
頭を上げながら、名乗った彼を見て私は心臓が止まるかと思うくらい驚いてしまった。
「Dream princeの……青柳燈真さん?」
「そうです……って、七海から聞いてませんでした?」
「き、聞いてないです!幼馴染がいるっていう話はよくしていましたけど、一度も名前を出した事はなかったので、まさかDream princeの青柳さんが幼馴染だったなんて……今、びっくりしてます……」
七海の幼馴染がドリプリのメンバーの青柳燈真だなんて初耳だ。
知っていたら、今こんなに驚く事はなかっただろうし……。
「そうですか。七海、話してなかったのか……」
ポツリと呟いて、青柳さんは花束をおばさんに手渡すと仏壇の前に座った。
そして目を閉じて手を合わせる。
その横顔はさすがアイドル……という事なのか、それとも元々の彼自身のものなのか……切なくて儚い中に美しさまであって、私の心を揺り動かす。
この人を恋愛対象として一度も見た事がない七海の心臓は強いなと、驚いてしまうほどだった。