「まじ......?俺、そんな違う?」


 三好と中島にも意見を求めると、二人も俺の予想に反して頷いた。


 絶対に二人は、人の心をわかるのが苦手なほうだし、頷かないと思っていたのに。


 「違うよな。なんか、なんていうんだろう。なんか違うんだよなぁ~、な、中島」


 「わかる。雰囲気が違うっていうのかな?とにかく変わったんだよ」


 なんで___。


 こいつらの言うことが本当だとしたら、俺は一ノ瀬に相当影響されて、なんらかの変化が訪れているらしい。いい変化か、悪い変化かはわからないけど。


 「でも、よく笑うようになったし。いいんじゃない?一ノ瀬と何をしているか知らないけど」


 しかも、予行練習のこと、バレてる......!?


 内容まではバレてないっぽいけど、確実になにかあることはバレてる......!


 かなり、まずい状況では!?


 「そ、そうかなぁ。俺、そんな前、笑ってなかったの?」


 「別に笑ってなかったわけじゃないけど。なんか、笑い方が明るくなったっていうか。いい意味でな」