* * *
「和輝と楚良さんは、
お友達?」
カフェに入り。
している、話を。
私と凪と新堂くんと伊原さんの四人で。
そんな中。
伊原さんからの質問。
「今日なった、友達に」
伊原さんの質問に。
そう返答した、新堂くん。
「それがさ、
俺と楚良ちゃん、
すごい偶然だったんだよね」
うん。
そうだね。
思う、私も。
新堂くんの言う通り。
ものすごい偶然だと。
「同じマンガを
同じタイミングで買おうとして
手を伸ばしたんだから」
そうだよね。
人気があるマンガとはいえ。
同じタイミングに手を伸ばし。
その人が同じ学校の人。
それは。
ものすごいタイミング。
そう思う。
「だけど、
そのマンガ、一冊しかなくて。
だから約束したんだよね、楚良ちゃんと。
そのマンガ、俺が買って、
読み終わったら
楚良ちゃんに貸すって」
新堂くんの言葉に。
伊原さんは。
「そうだったんだね」
そう言った。