「決めた、って?」


 思わず。
 出た、声が。


 何の覚悟を決めたのだろう、凪は。
 そう思ったから。


「協力する、
 楚良(お前)に」


「協力?」


「これからのクラスのために
 楚良(お前)が何かをするのだとしたら、
 俺も一緒に協力したいと思っている」


 凪の言葉に。
 驚いた、かなり。





 だけど。
 思った、すぐに。


 凪は。
 考えてくれた、一生懸命。
 そう思う。



 そんな凪の気持ち。
 嬉しい、ものすごく。

 それから。
 感謝している、とても。


「ありがとう、凪。
 凪の心遣い、
 本当に感謝している。
 だけど……」