紘一へーーーーーーーーー
これは暗号です。
IKUSIAD
  ←
南に3歩。
机の中。
ーーーーーーーーーーーーーーー
それと、僕の似顔絵があった。
早速、瑠璃が遺してくれた暗号を解く作業に取り掛かった。
左矢印?
もしかして、そういうことか?


1個目の謎は、解けた。
2個目。南に3歩。
南に3歩歩くと机があった。
で、机の中か。
引き出し式の机の中を開くとまた【紘一へ】という文字が書かれた手紙があった。
その前に、1個目の謎。
もう一回見ると僕は泣き出しそうになった。
ローマ字を左から読む。
DAISUKI。
大好き、だ。
2個目は、ただただ南に3歩歩けば良いだけだった。
もしかしたら、瑠璃は僕のようにいつか分からない死を僕にメッセージを届けるためあらかじめ用意をしておいたのではないか。
そう思うと、瑠璃の強さに感動した。
そして、僕は読む。
瑠璃が遺してくれた手紙を。